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社内輪読会のすすめ&Kindle unlimited

社員教育や社員との対話を進める方法のひとつに朝の輪読会をおすすめしたい。始業時の30分ほどを利用して、本の読み合わせをする。
順番に音読するのがよいが、苦手な人がいたらパスしてもよい。2ページずつぐらい順に読みすすめる。一周したらあとは黙読して所定のところまで読む。そして、明日の朝までに読んでおくとろこを決めれば、1~2週間で1冊は読める。

本は経営書でも一般のビジネス書でも何でもよい。

私のオフィスでは始業時に45分ほど割いており、7月だけで『靴下バカ一代』『VR ビジネスの衝撃』『振り切る勇気』の三冊を輪読会で読み終えた。

始業時の読書会、理想は毎日開催だが週に1~2回でスタートしても良いだろう。最大のゴリヤクはなにか。本が読めるのも大きな収穫だが、互いの感想を述べあう時間が貴重である。私はこんなことを感じた、こんな点を学んだ、といったことをポジティブに表明しあうことが学びを促進する。そこで本の内容や作者を貶(けな)してしまっては開催の意義が薄れてしまう。そのためには、どんな本を選ぶかもかなり重要だが、あまり選書の段階で考えすぎる必要はない。まずは、読破体験をもつことが大切なので、読みやすく薄めの本がよいだろう。

「がんばれ!社長」の場合は、互いのタブレットにダウンロードした書籍を Kindle アプリで輪読する。Kindle版が売られていないときは紙の本を「自炊」(本を解体して PDF 化すること)して Kindleで読むことにしている。すでに「いい会社をつくりましょう」と「廃業寸前が世界トップ企業になった奇跡の物語」は自炊済みで、出番を待っている。

Kindle 読書派の人にとっては読書がしやすい環境が整ってきてもいる。なぜなら、アマゾンジャパンが 「Kindle unlimited」(キンドルアンリミテッド)のサービスを本日から開始したからだ。

これは月額980円(税込)で12万冊以上の本が読み放題になるという定額制サービスで、米国 Amazon で2014年7月にサービスをスタートさせ、世界11カ国でこのサービスを展開している。本日スタートの日本では和書12万冊以上、雑誌が240タイトル以上、洋書120万冊以上が読み放題になる。(今後、順次増える予定だという)

参加出版社は、講談社、小学館、文藝春秋、新潮社、幻冬舎、光文社、東京創元社、ダイヤモンド社、東洋経済新報社、PHP研究所、インプレス、主婦の友社、学習研究社、白泉社、秋田書店、祥伝社、双葉社、一迅社、手塚プロダクションなど。

私もさっそく登録し、マガジンハウスの雑誌『ターザン』やネット関連の技術解説書など何冊かをダウンロードしてみた。いままで課金されていた本や雑誌が「0円」で買えるというのは実に不思議な体験。
今後、ダウンロードする書籍が大幅に増えそうだ。

ところで、本当に読み放題で成立するのか?

米国の実績では、利用者の読書時間が30%増えているという。しかもKindle Unlimited でダウンロードされた作品が、販売ランキングなどの実績にカウントされるため、非会員の方への有料版販促につながるという結果がでている。また、参加する出版社にはダウンロード数に応じて収益金が配分されるそうで、そうした妙味もあるようだ。

これまでにも Yahoo!やドコモ d マガジンなどで同様のサービスをすでに行っているが、Amazon のサービス開始には業界内外がこぞって動向を注視している。
「既存書店がつぶれる」「出版社がなくなる」「Amazon だけが一人勝ちする」など、辛辣な意見も多い。
たしかに先行き不透明な部分もあるが、ダメだったらやめればいいだけのこと。新たな販路を見いだすためのチャレンジ精神に拍手を送ろう。

★Kindle unlimited ↓(初月は無料体験ができる)
https://www.amazon.co.jp/b/ref=sv_kinc_6?ie=UTF8&node=4486610051
□□□創刊記念日特別クイズ 正解発表□□□

<クイズ1>
次のうち、ひとつだけ異質なものがある。それはどれか?

1.合同 2.独自 3.合名 4.株式 5.合資

正解は「2」。「2」以外はすべて法人形態のひとつ。

<クイズ2>
次のうち、ひとつだけ異質なものがある。それはどれか?
(刑事コロンボより)

1.借用 2.欠勤 3.敗北 4.遅刻 5.外泊

正解は「3」。「3」以外はすべて無断でできること。

<クイズ3>
金貨が10枚入った袋が5つある。そのうち一袋だけはニセ金貨ばかりが入っている。重量計(はかり)を一回だけ使ってニセの袋を当てよ。(これも「刑事コロ  ンボ」より)
※条件1.本物の金貨は1枚100グラム、ニセ物は1枚110グラムとする。

正解は、ABCDE それぞれの袋から異なった枚数のコインを取りだし、それを量りに乗せればニセ物の袋がわかる。
たとえば A の袋から1枚、 B から2枚、C から3枚、D から4枚、E から5枚乗せる。
合計枚数は15枚で全部本物の金貨なら1,500グラムになるが、ニセ物の枚数分だけ10グラムずつ多くなるので、仮に1,510グラムなら A が、1,520グラムなら B がニセ物と分かる。

■全問正解は次の39名の皆さまです。(苗字のみ)

寺内さん、大宮さん、阿部さん、佐野さん、三菅さん、小野さん、成田さん、原田さん、紀野さん、中村さん、山縣さん、大貝さん、野中さん、
金丸さん、高木さん、斉藤さん、宮元さん、青木さん、トミーさん、加藤さん、藤井さん、辻さん、原さん、山中さん、内山さん、福井さん、
冨樫さん、井波さん、亀谷さん、中村さん、川村さん、蓑手さん、橋本さん、城間さん、奥村さん、笠井さん、tetsu さん、加藤さん、弓戸さん。

以上の方には先月創刊したばかりの「社長最前線!」創刊号を進呈します。本日、事務局よりメールでお届けします。

残念ながら全問正解できなかった9名の皆さまや、今回は応募を見合わせたあなた、次の機会に是非チャレンジしてください。