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iPad Pro 二台目を手にして

次男が先月から「がんばれ!社長」で働いてくれている。私にない絵心やデザイン心があることや、ネット技術に興味をもっていることなどから、だったらうちの会社で腕だめししてみないかと一年がかりで口説いた。

そんなことから、昨日、二台目の iPad Pro を買ってきた。

5月に購入したのは9.7インチモデルだが、今回は12.9インチにした。
私のメインマシンがどちらになるか未定だが、今日からの東京&東北出張は12.9インチを持参し、9.7を次男に預けてきた。
ちなみに9.7インチは256GB の Wi-Fi&セルラーモデル。12.9インチの方は128GB の Wi-Fiモデルにした。

iPad Pro ではおもに AdobeComp をつかったページもの制作や、Pages での PDF コンテンツ制作、ときには Paper や Sketches2で簡単なデザインものをつくったりしている。以前からあったスタイラスペンとは一線を画すApplePencil の使い心地は優秀だ。
筆圧を感知して線の太さや濃淡を変えてくれる。一本のペンが鉛筆から筆、クレヨン、万年筆、エアスプレーなど何にでも化けてくれるのだ。

「でも、二台も買わなくてもふたりで使えばいいじゃないですか」と経理社員。当然の指摘だろう。20年近く前にもパソコンは一人一台必要か?などの議論があった。そして、すでに決着がついている。
必要なときにすぐに使えないようでは所有する意味がない。デジタルデバイスはひとり一台必要であり、使い回しは中途半端な結果におわる。

ついでに申しあげると、コスト削減のために ID の使い回しをすることもやめるべきだろう。
たとえば Evernote や Dropbox などのクラウドアプリや iTunes、huluなどの ID を使い回すと、自分独自の使い方ができなくなる。
その結果、利用頻度が減り本末転倒な結果になる。費用を惜しまずに使うことがデジタル端末使いこなしの要諦だ。

私は昨年から手帳をすべてデジタル化した。40年ほど前に社会人になって以来、ずっと手書きの手帳をつかってきたが、思いきってデジタル一本にしたのだ。その挑戦は成功しつつある。

ついに先月からは、手紙のノートやメモ帳、ボールペンの持ち歩きもやめてしまった。iPad Pro でつかえる ApplePencil と手書きノートアプリを使っていれば、メモやノートをなくして困り果てることもなくなるだろう。

いろんなアプリを買って試してみたが、「Notability」は最強の手書きアプリである。メモ機能のほかに、録音機能も付いているのがありがたい。特定のメモの箇所をクリックすれば、その部分から音声が再生される機能は便利なことこの上ない。
会議参加やセミナー受講、取材メモなどはすべて「Notability」一本にしている。

現時点で世界最高クラスの美しさをもつといわれる iPad Pro の 液晶ディスプレイ。CPU の性能もスパコンクラスである。
表示が美しいという快適さにくわえて、動作が軽快という快適さは一度体験するともう戻れない。持ち歩くのにも軽くなった。
こんなマシンがたかだか10~15万円ていどの投資で手に入るのだからありがたい世の中だ。

不思議なもので5年目に突入した MacBook Air が時代おくれの産物に思えてきた。先月 iPad Pro を手にするまでは何とも思っていなかったわけだから現金なものである。

以下は、iPad Pro でなくても使えるが、私の仕事になくてはならないアプリたちだ。

1.OmniFocus(オムニフォーカス)
いわずと知れた GTD アプリの最高峰。仕事術、時間術はこれを使いこなすことで鍛えられる。端末ごとに何千円かの投資が必要ですべて入れると1万円は超える。だが、すぐに回収できる。
Mac と iPhone/iPad 専用なので Windows と Android で使うにはNozbe かWunderlist が良いだろう。

2.OneNote(ワンノート)
目標管理、アイデア管理の最高峰。WindowsでもMacでも動く。
スマホやタブレットとの同期も簡単。Microsoftが無料で提供している。私は経営計画書と個人目標をすべてこの OneNote に入れて活用している。

ほかにも、ノートパソコンを開くほどのことはないが、スマホでつかうには表示が小さすぎる、というものはなんでも iPad Pro を使っている。おのずと利用頻度はかなり高くなる。たとえば、メールチェック、ブラウジング、新聞や雑誌などの閲覧、ちょっとしたプレゼン、レストラン探し、地図、列車の時刻表、SNS、ChatWork、移動中の読書や映画、ゲーム、などだ。

音楽やデザインなど、まだまだ使ってみたい機能がある。