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城北地区の T 社長と Y 会長

三カ月ほど前、東京の女性社長・ T さんからこんなメールを頂戴した。

「私は社長になって何年か経ちますが、まだ経営というものがどういうものかよく分かっていません。地元の勉強会でお世話になっている先輩経営者にそのことを相談したら、武沢さんの講座に出るようにすすめられました。ホームページを拝見したら、本気講座と経営計画合宿がありますが、私の場合はどちらがよろしいでしょうか?」

「最初は本気講座が良いですよ」と回答しつつ、「ところで地元の先輩経営者ってどなたですか?」と尋ねたみた。
てっきり講座修了者の方だと思っていたのだが、T さんからの返信は意外なものだった。なぜなら、山芳製菓の山崎会長のご紹介というではないか。「わさビーフ」で有名なポテトチップス業界第三位の経営者が私の講座を推薦されたのだという。

後日分かったことだが、山芳製菓の山崎光博会長兼社長には以前から「がんばれ!社長」をお読みいただいていた。何度かメール交換もしていたのだが、山崎会長のメール署名にある企業情報まではチェッ
クしていなかった私は、「わさビーフ」の会社の会長兼社長という認識がないままメール交換していた。

ホームページを拝見すると、山崎会長は私とほぼ同年の61歳とのことで、一方的にシンパシーを感じている。
そこで、食べたくなった。「『わさビーフ』買ってきて」と家内に頼んだのだが、どこで売っているか知らないという。一度も食べたことがないので、無性に食べたくなった。
カルビーとコイケヤだったらどこのコンビニにもスーパーにもあるが「わさビーフ」は名古屋にあまりない。東京出張のときにまとめて買ってくるしかないのかと思っていたら、ホームページで直販しておられるのがわかった。

★山芳製菓の「ポテトチップス王国」
http://www.8044.jp/yamayoshi/01_shopping/index.cgi

1個単位で頼めるのがうれしいし、昨日から「沖縄の塩わさビーフ」も発売されている。

山芳製菓のマーケティング戦略は巧みだ。
エイプリルフールのつぶやきに端を発し、ついには製品化してしまった「わさび抜きのわさビーフ」(要するに、ふつうのビーフ味)などは、ネットでのクチコミに俊敏に対応したもの。第一パンとのコラボ製品「わさビーフパン」も大いに話題になっている。

ポテトチップス業界第三位メーカーらしく、大手と同じ土俵で戦うことは避けながら、顧客に寄りそう戦略が徹底している。
山崎会長の経営観は、ダイヤモンド社のビジネス情報サイトでも読めるので参考にしよう。

http://diamond.jp/articles/-/92305

冒頭の女性社長 T さんは今「本気講座 東京」に通っておられ、来週に修了される予定だ。
講座を通して、経営理念を見なおしされた。5ヵ年数字計画や単年度の数字計画を完成させた。そして今期業績を達成するための顧客創造計画もつくられた。
あとは、来週の最終講で内部管理と予実管理の仕組みを勉強されて、ひとまず講座は修了することになる。経営とはどのようなものか、かなり具体的に理解されたはずだし、ご自身の経営観も確立されたのではないかと思う。

本気講座の修了は新たな本番のスタートでもあり、今後も定期的なフォローアップセミナーで修了生の皆さんの成長を見守りたい。