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がんばれ社長!を解明する

メルマガ読者は増加するか減少するか、横ばい(固定)かのいずれかだ。そんなこと当たり前なのだが、公式にするとこうなる。

メルマガ読者数=横ばい(固定)数+増加数-減少数

企業の売上と同じことで、読者を増加させたければ横ばい(固定)を増やす、増加を伸ばす、減少を抑える、などの手だてを講じなければならない。

黄金週間の連休をはさんで実施した「がんばれ社長!」読者アンケート(有効回答数1,669名・・・この数字はすごい。先日公表していたマスコミの内閣支持率調査の数よりも多い。)の集計がほぼ完了した。

あとはサイト公開用の作業を残すだけとなった。それに先立ち、あるデータをもとに上記のことを検証してみたい。

まずは、「がんばれ社長!」を創刊した2000年8月からこんにちに至るまで、各年末時点での読者数と前年比増加数、構成比率データをご紹介しておこう。

・創刊時2000年8月1日  読者1名(私だけ)

・2000年末:   4,303名(前年比増加 +4,303名 構成比 17.4%)
・2001年末:  12,560名( 〃    +8,257名  〃  33.3%)
・2002年末:  23,077名( 〃    +10,517名  〃  42.4%)
・2003年4月末: 24,778名( 〃    +1,701名  〃  6.9%)
合計24,778名  合計100.0%

仮に、一度登録したメルマガ読者が一人も解除しないとしたら、現時点での読者構成比は、上記右端の構成比のままである。

だが現実は、新旧入れ替わっている。どの程度入れ替わっているかが問題だ。創刊年の2000年末には4303名の読者がいたが、今何人なのかということだ。そしてこの“歩留まりデータ”がかなり重要な意味をもつ。なぜならば、その値はメールマガジンの支持率と言ってもよいからだ。

先日の読者アンケートを見れば、ある程度推測がつく。

それは、次の問いかけだ。「あなたは『がんばれ社長!』をいつからお読みですか?」
その集計結果はこうなった。

2000年から: 172名(構成比10.3%)
2001年から: 481名(   28.9%)
2002年から: 772名 (   46.3%)
2003年から: 239名 (   14.3%)
無回答: 5名
——————————
計: 1669名

上記ふたつの表を合成するとこうなる。

・創刊時2000年8月1日  読者0名

・2000年末:  4,303名( 17.4% 調査時比率10.3% 差額-7.1%)
・2001年末:  12,560名( 33.3%      28.9% -4.4%)
・2002年末:  23,077名( 42.4%      46.3% +3.9%)
・2003年4月末:24,778名( 6.9%      14.3% +7.4%)

詳しい計算方法の説明は省くが、各年度ごとの読者は今なお何人購読してくれているかが推測できる。

年度別の読者数推測

・2000年末:  2,552名( -1,751名 支持率59.3%)
・2001年末:  9,713名( -2,847名  〃 77.3%)
・2002年末:  21,185名( -1,892名  〃 91.8%)
・2003年4月末:24,778名(   -0名  〃 100.0%)

創刊年度の2,000年から「がんばれ社長!」の購読を開始し、今なお読んでくれている人は2,552名いるということだ。この年に4,303名の方が読者登録しているので支持率は3年近く経過して59.3%となる。

6割近くの方々が3年経っても購読してくれていることになるのだが、これがどのような意味をもつかは分からない。比較するものがないからだ。

別の角度から、主観を廃して表現すれば、一年で10~15%程度の読者は去ってゆくと言うことでもある。

可能な限り、メルマガ作者は読者がなぜ去るのかを知っておこう。読者が減ることが問題なのではなく、なぜ減る、なぜ増えないかが分かっていないことが問題なのだ。

・面白いメルマガは読者が増えるか、減るかの両極だ。
・つまらないメルマガは読者数がいつまでも変わらない。

安定したメディアとして何万部も発行している情報系マガジンは例外だ。

さて、
・・・「がんばれ社長!」が昔ほどつまらなくなった・・・という声がアンケートのなかに複数あった。きっと読者歴の長い方に違いない。

私個人が「がんばれ社長!」発行に費やす情熱や労力は全然変わっていない。いや、社名を変えたほどだから、両足ともしっかりと「がんばれ社長!」という土俵の上に乗ったつもりだ。

だが、間違いなく2~3年前とは違う状況にあることも事実だ。配信時間が遅くなった。これは、「直す」と約束しておきながら、いまだに直らない。だが、必ず直す。これは、ひとえに私の側にある問題でお詫びするしかない。

ある程度の摩擦は承知のうえで、受け手の側に判断をゆだねたこともある。まず、広告スペースを作った。「日本一の経営者マガジン」などと自ら名乗るようになっただけでなく、広告収入の金額をメルマガで公開するなど、「鼻持ちならない」と思う人が出てきたに違いない。そういう方は、だまって去っていったと思う。それらは、わかってやっているつもりで直すつもりはない。

一番大切なことは、自分が楽しく、喜んで、成長しながら配信しているかどうかであって、それだけは自分に厳しく要求していきたい。