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どう演じるか

あなたも私も心の中に自分像というものを持っている。私たちは、自分像に割り当てた役柄を毎日まいにち、ただ演じるのみなのだ。今日の言葉で福沢諭吉が言ったように、上手な役者ほど役柄を演じるのが上手い。よって、どのような役柄を選ぶかがとても重要だ。

また、役柄を“殿様”とはっきり決めていたとしても、どのような殿様なのかをはっきりと決め、その役柄の性格を明確にし、適切な台本を持っていないと“暴れん坊将軍”なのか“バカ殿”なのか殿様にもいろいろあるのだ。確固たる映像を心のスクリーンに映し出しておこう。

わずか5分のスピーチが覚えられない一方で、人気俳優は超多忙なスケジュールをこなしながら、スラスラと台本を覚えていくのはなぜか。それは、イメージの力だと私は思う。優れた役者は、その役になりきるのが上手い。台本のセリフを頭で暗記してきただけの役者では一流になれないのだ。

まずは、台本全体を通して読むことでドラマのストーリーを理解し、他の役者と自分との関係、つまり役割を理解する。役割を理解したら、服装・体形・声・表情・身振りなど、すべてを総動員してその役になりきって役作りをしていく。そしてリハーサルし、修正を加えていく。

ドラマの台本を役者が短期間で覚えていくのは、こうした頭・体・心の総動員があるからだ。であれば、その原理を語学学習に当てはめてみてはどうか、ということで『ドラマメソッド』という学習方法まであるほどだ。
http://www.mls-etd.co.jp/index.html

つまり、演じるとはセリフの暗記だけではなく、全身全霊を使って演じることが大切なのだ。
例えば、英会話の『ドラマメソッド』の場合、「Fight!」という単語を口で言うだけでなく、ファイティングポーズを実際にとり、闘う表情をつくって「Fight!」と発声する。すると、単に頭で覚えたときとはまるで別の次元で吸収できるという。

ディズニーランドでもユニバーサルスタジオでも、若いキャストが見事に役割に徹しきっているではないか。ギャグがすべっても動揺せず、最後は観客の心をつかむではないか。これも頭で覚えるセリフだけではなく、体と心をつかって役になりきっているゆえではないか。

このような、全身全霊をつかっての教育や方針伝達といった技法をマスターしよう。
NHK BS放送の「アクターズ・スタジオインタビュー」という番組があるが、ここに登場する著名な俳優は、後進たちに向かって、演じきることの大切さを毎回強調している。この番組から学ぶのも悪くないはずだ。ちなみに、今夜は午後6時からマイケル・ダグラスが自らを語る。

「がんばれ社長!」読者アンケートの協力をお願いします

今のところ541名の皆さまからアンケート協力を頂いています。多数のご協力、まことにありがとうございます。1000名回収を目指しています。中間集計の結果は次のとおり。

「がんばれ社長!」読者の性別

男性459名:女性82名(85%:15%)

「がんばれ社長!」読者の年令層

70才以上  1名 (0.2%)
65才以上  3名 (0.6%)
60才以上 12名 (2.2%)
55才以上 16名 (3.0%)
50才以上 25名 (4.6%)
45才以上 43名 (7.9%)
40才以上 103名 (19.0%)
35才以上 126名 (23.3%)
30才以上 104名 (19.2%)
25才以上 91名 (16.8%)
20才以上 15名 (2.8%)
15才以上  2名 (0.4%)

意外に若いというのが第一印象。
年配者の方、もっとアンケートに協力してくださいね。

「がんばれ社長!」読者の企業規模

10人未満 220名(40.7%)
10人以上 56名 (10.4%)
20人以上 25名 (4.6%)
30人以上 31名 (5.7%)
50人以上 35名 (6.5%)
100人以上 65名 (11.8%)
500人以上 36名 (6.7%)
1,000人以上 73名 (13.5%)

中小企業が大半というのは望むところ。

「がんばれ社長!」読者の役職

会長・社長 149名 (27.0%)
その他役員  67名 (12.4%)
部長・次長  34名 (6.3%)
課長     41名 (7.6%)
係長・主任  62名 (11.5%)
一般社員  114名 (21.1%)
その他   74名 (13.7%)

ほぼ体感している通り。

なお、アンケートは5/5まで受付けています。

抽選で10名様に私のサイン入り著書とCDのセットをプレゼントさせて頂きます。(すでにお持ちの方には、7月上旬発刊の次回作をプレゼントします。)
また、協力者にはもれなくアンケート結果の詳細をご覧いただく専用サイトをメールにてお知らせします。発表は5月中旬を予定です。

「がんばれ社長!」読者アンケートはこちらから↓
http://www.e-comon.co.jp/questionnaire/200304/