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続・革命は一気に

●11月7日(月)、栄のアップルストアに午後5時に入店した。
夕方ということもあり、かなり混み合っている。10分ほど待っていたら、ナポリ出身のイタリア人スタッフがやってきた。

「お待たせしてすみませんでした」

30分後、彼からMacブックAir(13インチ)を購入した。せっかくなので、初期設定やソフトのインストールなど全部やってもらうことにした。

●二階の作業スペースに移動。今度は設定のエキスパートという日本人スタッフが対応してくれた。

彼は、インストールの時間を利用してMacの基本的な使い方を教えてくれた。Macはまったく初めてでかなり戸惑ったが、最初にパソコンに触れたときのように興奮した。

●思い起こせば1985年(31歳)、こずかいをはたいてNECのデスクトップパソコン「PC8001」を買った。
サラリーマンの分際で自宅にパソコンなんか要るのか?と遊びにきた友人に言われた。
あれ以来四半世紀、私のパソコンにはいつもマイクロソフトのOSが組み込まれていたことになる。ついにこの日、それが終焉した。

●新しいMacOSでは、指の本数と上下左右の動きによって、パソコンにいろんな動きをさせる。通称「マルチタッチコントロール」というもので、これが実に便利だ。

イメージとしては、iPhoneやiPadに近い操作性をノートパソコンで実現させたものと言えようか。

●また、MacブックAirは驚くほどに起動が早い。それに画像も美しい。

たくさん広げたデスクトップ上の資料が一瞬にして片づくなど、未知の動きを見せてくれる。標準でついているアプリ群も楽しそうだ。

そうしたデモを見せられるたびに私が、「お~、すごい!」「へぇ、素晴らしい!」「わお~!」などと大げさに反応するものだから、スタッフの調子もどんどんあがっていく。

●最後に「iCloud」(アイ クラウド)のデモがあった。

アップルが先月から始めた無料のクラウドサービス(利用量によっては有料)で、画像や動画、音楽、アプリ(データも)などを自動でクラウドにアップしてくれる。

たとえば、iPhoneで写真を撮れば、勝手にクラウドにアップしてくれ、パソコンやiPadでその写真をすぐに見ることができる。ケーブルやメモリーカードで転送する手間が省けるのもありがたい。

●「ビジネスコンサルティングをされているのなら資料が膨大にあるでしょう。念のためにマイクロソフトオフィス製品を入れておけば不安はまったくありません」と提案され、そうした。

今後新たにつくる資料は、すべてアップル製のソフトに変えていく予定。また、「がんばれ社長!」創刊時から使いこんできたWZ EDITORにMac用がないことから、エディターも新しいものを使いはじめることになりそうだ。ピカピカのランドセルをもった一年生が小学校に通う気分である。

●午後8時、オフィスに戻った。

iPhone4Sを取り出して、レッツノートのiTunesにつなぐ。アプリや音楽のデータを取り込んでさっそく試しに使ってみた。

CPUの性能がアップしたため動きが早い。1年半使ってきたiPhone4に遅さを感じたことは一度もないが、4Sを使ってしまうともう戻れない。
タッチ画面のスクロールの早さは俊敏で気持ちよいし、アプリのインストールはアッという間に終わる。サファリでホームページを見るときの読み込みスピードも快適で気持ちいい。ますます手放せない一台になっていくだろう。

●「ハンパなくきれいですよ」とアップルストアのスタッフが言っていたiPhone4Sのカメラ画質。

さっそくFacebookにアップしてみたが、なかなかのものだと思う。

★iPhone4Sで撮った画像→ http://on.fb.me/uct922

・なぜMacにする必要があったのですか
・データの互換性に不安はありませんか
・メインマシンですよね?僕はまだ決断できません
・Macへの転向は、武沢さんにしてはむしろ遅かったぐらいですよ

いろんなご意見が寄せられている。

別に、Macにする必要があったわけではなく、Windowsでなければならない理由がなくなっただけだ。

●今のレッツノートはトラブルゼロで3年間、よく働いてくれた。
その前のバイオもシンクパッドも元気によくやってくれた。
現役を終えたパソコンは、自宅で働くようになる。このレッツノートも近々そうなるだろう。

●午後10時半、自宅に戻った。

大学生の息子に、「お父さんはMacを買ったぞ」と言おうとしたら、息子が先にこう言った。

「お父さん、うちのノートパソコンがさっき壊れた」

急いでレッツノートを自宅に投入せねばならないのだろうか。