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思わず叫ぶ会社

●「非凡会」「和僑会」「がんばれ!講座」「がんばれ!スペシャル」などで各地を転々とするようになって9年ほど経つ。

日本国内で行ったことがない都道府県はすでになく、今は二巡目の全県踏破をやっている。二巡目となれば、なるべく行ったことがない市町村を回りたいと思う。

●イベントのあとの懇親会では、その地域の経営者と議論しながら郷土料理や地酒に舌鼓を打つ。羽目をはずしてワイワイやることもある。

時にはその場所が日本ではなく、香港や深セン、広州、東莞、上海、北京、杭州、常州、青島、大連、台湾、バンコクなどの海外になることもある。

そうした活動が何年ものあいだ続けられていることにまず感謝したい。

これがずっと続くかどうか、懸念材料もある。たとえば、

1.経費が続くか?
2.身体がもつか?
3.家族からの苦情?
4.人が集まってくれるか?

ということだが、どれも今のところ表面化していない。むしろ今では、名古屋に10日間居つづけたときの方が家族から苦情が出るほどだ。

●私が家にいればテレビを勝手に変える。
留守番録画をとりまくりHDDの残量を使い果たす。偉そうに親父かぜを吹かす、笑えないジョークを聞かされる、ということで「お父さん、今度はいつ出張?」と何度息子たちに聞かれたことだろう。

●それはさておく。

全国の経営者や起業家との交流で楽しみなことは会話や酒や料理だけではない。
そうした場で、びっくりするような「すごい会社」や「すごい人」のウワサを聞くことがあるのだ。

「えっ!ホントにそんな会社があるの!」と思わずうれしくなって叫んでしまうことだってある。

●先日もあるところで、こんなすごい会社の存在を知った。

その会社は株式会社タニサケという。
岐阜県揖斐郡池田町にあるので、私が生まれ育った大垣からきわめて近い。

●この会社はタマネギとホウ酸を原料にしたゴキブリ殺虫剤を作っているのだがこれが爆発的大ヒット商品なのだ。

社員数は37名(パート5名含む)。年間売上高は8.4億円で、経常利益がなんと2.1億円もある。売上げの4分の1が経常利益という超が付くほどの高収益企業であり、自己資本比率にいたっては97%もあるそうだ。

●なぜこんなに高収益なのか。

その答えのひとつは商品力の高さにある。
家庭用のゴキブリ殺虫剤では追いつかないようなひどいところで同社の人気商品「ゴキブリキャップ」が大活躍する。業務用、プロ仕様の強力な商品らしい。

●本来、なにもしなければ新幹線の列車内にはゴキブリが大量にいるのだそうだ。だが、ほとんどの乗客が新幹線で一度もそれを見たことがないのはタニサケのおかげかもしれない。

逆からみれば、新幹線の車両はタニサケの独占市場といってよいほど信頼されている。

●商品力の高さ以外にも同社の強味はあるのだろうか?

私が聞いた話によれば、もっともっと大きな強味があるらしい。

<気になるが、続きはあした>