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走るエンターテイメント

●名古屋市内の会社を訪問し、約二時間の会議を終えて地下鉄駅に向かっていたら急に雨が降り出した。かなり激しい。雨に濡れるのが嫌いな私は、タクシーでオフィスに戻ろうと考えた。

●幸い、空車のタクシーがすぐにやってきた。あんどんをみると見慣れない白色に細かい英文字が書かれている。結局、判読できなかったがこの際、どこのタクシーでも構わない。

●ドアが開き、私はすばやく車内に身を滑らせた。

「急な雨で大変ですね。ご乗車ありがとうございます。どちらまで参りましょうか?」と女性の声。感じとしては相当若い。

「丸の内三丁目まで」

行き先を告げ、ミラー越しに運転手の様子をうかがってみると、20代前半のようだ。

●気になったので話しかけてみた。

「運転手さん、お若いようですがお幾つぐらいなんですか?」
「先月24才になりました。うちの会社はみんな若くて、平均年齢が23才なんですよ」
「ええ?、平均年令が23才のタクシー会社なんて聞いたことがないよ」
「はい、まだ無名の小さい会社ですが、若さと元気の良さ、ノリの良さでお客様に楽しんでいただくタクシー会社を目指しています」

●名古屋市内でまだ10台ちょっとしか走っていないため、空車の流しに出会う可能性は低い。だが、電話すればどこでも配車してくれるという。
ただし、営業時間が夕方から早朝までなので、朝・昼は営業していない。

●「完全に昼と夜の生活が逆転しちゃいました」と彼女。

この仕事は二年目でそれ以前はOLをしていたそうだ。OLの時の給料とあまり収入は変わらないが、自分の才覚次第でどれだけでも稼げるし人間関係の苦労から開放されて毎日が楽しいという。

●名前を聞いてみたら『リムジンタクシー』というそうだ。
彼らのコンセプトは「走るエンターテイメント」。ホームページを調べたら、「ガールズタクシー」という名称で若い女性ドライバーを指名することまでできる。これはかなりおもしろいが、マーケットがどれだけあるか注目だ。

●タクシーだけでなく、格闘技がすでにエンターテイメント化して人気を取りかえした。テレビの情報番組もそうなった。病院も学習塾の先生にもエンターテイメントの波が押しよせ、今後ますます加速度がつくだろう。書籍の作家もコンサルタントもコーチも何かの専門家もエンターテイナーが人気だ。

次はあなたの業界にその波が押しよせるかもしれない。

★リムジンタクシー(名古屋)
→ http://www.limousine-taxi.co.jp/nagoya/index.html