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とてつもない成果をあげる仕事術

●とてつもない成果をあげるには、とにかく仕事に集中することと、それを猛スピードでやることだ。
家庭も大事、趣味もある、酒もやめられない、「ワーク・ライフ・バランス」が大切!などと言っている人は大した仕事をやっていない可能性がある。

●そんな気になってしまう本を読んだ。

『マーク・ザッカーバーグ 史上最速の仕事術』である。マーク・ザッカーバーグ(1984年生れ、以下「マーク」)といえば、言わずと知れたFacebookの創業者であり世界最強のSNSを作りあげた人物である。

●彼にまつわるエピソードは多いし、Facebookの関連書籍は洪水のように書店に並んでいるが、マーク自身の仕事術については類書がない。

著者はフリージャーナリストの桑原晃弥氏。断片的に伝えられてきたマークの発言やエピソードを「史上最速の仕事術」という視点で一冊の本に仕上げた。発売になったのは先月である。

●30分程度でサクサクッと読めるが、スピード感ある仕事をしようという気にさせてくれるので、もっと仕事を加速したい方にはおすすめの一冊。

●私が興味深く読んだ箇所は次のとおり。

・根拠のある悲観よりは、根拠のない楽観で動け

「決して難しいことではないのに、それを大学(ハーバード)にやらせてしまうと2~3年はかかってしまう。僕ならもっといいものがつくれるし、一週間で立
ち上げてみせる」

・自信が自分をスピード化する
ゆっくりやろうとするのはサボタージュである。

・仕事のロール・モデルをもとう。マークのモデルはジョブズ(アップル)だった。
「週90時間喜んで働こう」とジョブズのチームは仕事が生活の日々をおくった。情熱がたっぷりなければ生き残れない。情熱を傾けられるアイデアや問題を持
って集中して働こう。

・省略すると消化が早い。もう削れない、という時に本当の価値があらわれる。

・ミスよりグズを嫌え。「しでかした」は「しなかった」に勝る。

・不自由な安定より、自由な不安定にチャンスがある

・みんなの知恵はひとりの知恵より賢い。情報は双方向にしてこそ役立つ

・「感じ」は「数字」にまさる

・パーセントを高めるのもいいが、パイを増やせばもっといい

・解任は採用と同じくらい重要なCEOの仕事。
急激に成長して次々に人材をほしがる会社が、常にいい人材ばかりを選べるとはかぎらないからだ。人の問題を放置すると大きく複雑になってしまう。

・「まあまあ」の人と組むと甘くなる。Aクラスの人材だけでチームを組め。Bクラス以下はチームから排除する。

●いかがだろう。
これらは、一部の業界の一部の企業だけに当てはまる仕事術なのかもしれない。だが大切なことは、異文化や異思想に出会い、そこから何かを感じ、考え、行動を起こすことだと思う。

興味のある方はこの本を読んでみよう。

★『マーク・ザッカーバーグ 史上最速の仕事術』
(桑原晃弥 著、ソフトバンク クリエイティブ刊)
→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=3013