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ネット営業にゼット旗を

●私のマンダラ手帳にはZ旗(ゼット旗)のシールが貼ってある。
Z(ゼット)がアルファベットの最後の文字であることから、「この戦いに敗れれば後がない背水の陣」という意味で、重要な海戦の時に用いられる旗である。

●初めてこれを使ったのはイギリスのネルソン提督で、1805年のトラファルガー海戦の時に用いたといわれる。日本ではちょうどその100年後、1905年の日露海戦のとき、連合艦隊司令長官・東郷平八郎が用いたのが最初。
「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」と打電した参謀・秋山真之の名文とともに、日本海軍の士気をいちじるしく高めたはずだ。→ http://www.z-flag.jp/main/information.html

●トヨタが、日産サニーに対抗する新エンジンの開発を急いでいたときにも社内でゼット旗が掲げられた。
関連書類すべてに朱色の「Z」印が押されたという。その結果、誕生した車が「初代カローラ」である。

後に今度は日産がスポーツカー開発に社運をかけ、開発工場に「Z旗」を掲げた。そのとき誕生したスポーツカーがあの「フェアレディZ」なのだ。

●「ここぞ!」という時にゼット旗を使おう。年がら年中ゼット旗のお世話になっていては効用がなくなるので要注意。

余談ながら、ゼット旗はどこで買えるか。

旗ならこちら。
→ http://tospa.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=377284&csid=2
→ http://www.sarago.co.jp/nfhtm/0z.html

ステッカーならこちら。
→ http://www.worldcraft.jp/31_386.html

お時間のある人は横須賀へ行こう。ゼット旗を掲げてロシアのバルチック艦隊と戦った軍艦三笠を見物し、売店でゼット旗シールを買おう。
→ http://www.kinenkan-mikasa.or.jp/

●さて、先週のつづき。

ホームページを通して資料請求があり、あなたは見込みにそれを郵送(又はメール)した。
その後、見込客からスンナリ注文が入れば良いのだが、そんな簡単にいくことは少ない。大半のお客は資料だけ受け取り、その後は自らアクションを起こしてこない。
だから、資料を送ったあとの営業フォローの仕組みまで考えておかないとコスト倒れになってしまうだろう。

●せっかく「がんばれ社長!」に約20万円払って号外広告を打ち、ようやく集めた10件の有望アドレス。その10件のうち、何件を実際のお客にできるかという問題だ。

A…すぐにお客になる可能性がある(3ヶ月以内)
B…将来、お客になる可能性がある(3ヶ月~18ヶ月)
C…冷やかし
D…不明(よく分からない、連絡がつかないなど)

とランク分けする。

●「A」にランク入りした見込客に対してはアポイントを取る。イベントに招待するのもよい。とにかく早い段階で一度接触しておきたい。
「B」は、メルマガやレポート、資料の送付などでコンタクトを保つ。
「ワンミニッツコール」という名目で隔週に一度、一分間の情報提供電話を掛ける承諾を取り、電話が上手な女性スタッフがそれを担当する。
「C」はコンタクトを断つ。しかし、冷やかしといえども興味はあるはず。将来ランクアップする可能性もあるのでアドレスデータは保存しておこう。
「D」については縁がなかったと判断しアプローチリストから外す。
このように相手の興味ランクに応じてこちらの対応を変えるわけだ。

●見込客が遠方であったり、販売商品によっては必ずしも会わなくてもクロージングできるような場合どうするか。

メールや電話、チャットや動画などをつかってクロージングできるようになろう。空中戦でのクロージングに長けた企業がネットでの顧客創造戦争に勝利する。

●従来のアナログ営業のやり方に固執せず、ネットならではの営業アプローチ戦術を考案し、それに磨きをかけよう。
あと数年もしたら、そうした営業が基本となり、対面の営業はあくまで補助に過ぎないものになっていくだろう。

●毎回の広告費を上回る粗利益をそのつど稼ぐのが究極の成功だが、次善は、ROI(投資回収率)で判断すること。

一年で100万円の広告費をかけて、その年は50万の粗利益しか稼げなかったが、そのお客がリピーターになってくれれば2年で広告費を回収できる。2年での回収はROI 50%となり超が付くほどの上出来だ。
科学的かつシステマチックな営業システムがあれば、あとは媒体選択の問題だけに専念できるようになる。

●こうしてネットによる営業システムを構築し、成果をあげられるようになっていこう。できれば今年中にそれをやると決め、それにゼット旗を掲げようではないか。