★テーマ別★

もっと自由に

●昨日号の「老人はもっと遠慮しよう」には予想した通り、かなりたくさんのメールが届いている。

自分のことを指摘されているようで、恥ずかしい思いをしたというこんな方もみえた。

・・・今日のメルマガを読んで、最近の自分の行動を指摘されているようで、思わず下を向いてしまいました。
レストランでの対応のまずさに、つい大声で注意をしたり、機械の修理で逃げの説明ばかりするのに、つい大声で反論したりする事が多くなっています。
「つい」と「大声」は老化の始まりですね。
此からは一呼吸して、大声は出さず、小さな声で歌います。此からも素晴らしいメルマガを宜しくお願いします。(群馬県笠原さん)・・

●こんな意見もある。

・・・(メルマガの内容に関して)素晴らしい!自分の恥さらすのはなかなかできない!が、全部おっしゃるとおり!私は武沢さんの10倍嫌味や文句言いまくり。でも正しい嫌ごと云ってあげるのも仕事。
誉めるだけじゃ気づかずに人生終わって可哀想と余計なお世話はし続けます。(福岡の栢野さん)・・・

●なるほど、言ってあげなければわかりそうもない相手には言うべきだろう。
それが大人の責務でもある。ただし、それは私情を満たすためではなく、相手のため、もしくは公益のためにということだろう。

●こんな見方もある。

・・・
文句があってもグッとこらえていただき、ウィットのある言葉を言って頂けると助かると思います。(岐阜の杉山さん)・・・

杉山さんはきっと若い方なのだろうが、ウィットを効かせた言葉で注意してほしいという。それができる大人になりたいものである。

●女性からは、こんな意見も来ている。

・・・ある程度の年齢に達すれば、人は、ワガママさが出てくるのも可愛げの一部ではないかと思います。ましてや、その方の主張の内容が正しくて、筋が通っているのであれば大いに主張していただきたいし、特に男性の方が公然とそうされるのを見ると胸がすくときがあります。遠慮なさらずにお願いしたいのですが、忠告や叱責の時間は短く、カラッとお願いしたいものです。(新潟の匿名女性)・・・

●「多少のワガママさも必要」ということだが、最近、ある女性読者がこんな話を聞かせてくれた。

「今年から私もTwitterを始めたのですがなかなか面白い人がいるものですね。ほとんどが知人友人しかフォローしていないのですが、例外が三人だけいます。一人はガチャピン、もう一人は無名のネット作家、もう一人がAV女優です」

「え、AV女優をフォローしてるの?現役の女優さんですか?」
「ええ、現役です。”最近芸名を変えた”というつぶやきがあったので」
「へぇ、それで、どんなつぶやきがあるの?」
「それが武沢さん、すんごく面白いんですよ。彼女のライフスタイルが自由というか気軽というか、ワガママというか。あんな自由さを私も持ち続けたいです」という。

そのときの彼女の話を要約するとこうなる。

●そのAV女優はもともと学校の先生をやっていた。放浪癖があって、先生を辞め、海外を放浪しているうちにインドネシアに住み着いた。
インドネシアで再び教師生活をはじめたが、やがて帰国。今度はAV女優になった。その後、名古屋のお店で風俗嬢をやりながら通訳の仕事とAV女優の仕事を鼎立させつつ、次のチャンスを伺っているという。

●う~ん、たしかに凄い。先生と通訳は理解できる。AV女優と風俗嬢も理解できる。だが、先生も通訳もAV女優も風俗嬢も同じ人がこなしているとなると、いったい何人分の人生を送っているのやら。
おまけに海外での教師経験もあるという。

●どこか「嫌われ松子」的なにおいもするが、ご本人のつぶやきには松子にはない明るさとキレがある。女性からもTwitterフォローを集めているそうだが、さもありなんと思った。

「(今後の人生は)まだ未定、でも多分楽しいことをするはず」と自己紹介にあった。何をしでかすのやら。そんな自由な人生も悪くない。