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荒ぶる心を忘れない

9月5日(土)、伊勢神宮にお詣りした。なるべく立春(2月上旬)と立秋(8月上旬)に来るようにしているが、諸事情によって少しずれる。今年はこの日になった。参拝はどなたかとご一緒するか、家族と来るか今回のように一人で来ることもある。

目的は神に新たな決意を告げるのと、御礼のためである。一人旅の場合は、自宅を一歩外へ出たときから戻ってくるまでがすべて参拝のつもりでネクタイを締め、粛々と行事をこなす。

今回は外宮・内宮以外に周辺のお宮も詣った。

外宮と内宮の中間に猿田彦神社がある。ここは神話のエピソードから、みちひらきの大神が祭られている。今後、仕事で新しいチャレンジをするため、今回は「猿田彦」(道開きの神)を詣ってお守りも買った。

猿田彦神社 → http://www.sarutahikojinja.or.jp/

内宮では「荒御霊」(あらみたま)の神もお参りした。神には二つの御魂(みたま)がある。(細かく分けると四つだが話を省く)

二つの御魂とは、荒御魂(あらみたま)と和御魂(にぎみたま)である。荒御魂とは、神の荒ぶる魂のことであり、和御魂(にぎみたま)とは優しい加護の魂のことである。どちらも一つの神の意思なのだが、あまりに人格が異なるように見えるため、「荒御魂」の神が別宮として祭られているのだ。私はこの別宮に来るたびに、自分の中にもいるはずの荒ぶる魂に向かって「お前ももっと荒ぶれよ」と叫ぶ。

優しいだけではダメなんだ。愛する気持ちだけでもダメなんだ。暴れ、戦う気持ちがなければダメなんだと言い聞かせたいとき荒御魂の宮に詣る。

荒祭宮
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E7%A5%AD%E5%AE%AE