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ゴールデンウィーク&上海

●今年のゴールデンウィークはいかがでしたか?

この原稿は5月5日(水)、子供の日に書いています。
ゴールデンウィーク最終日の今朝、「中部国際空港/セントレア」に来ていて、ただいま午前7時40分。
9時10分のフライトまであと90分あるので、カフェで好物のフレンチトーストを食べながらキーボードを叩いています。

●5月5日(水)から9日(日)まで中国旅行が入っていましたので、この連休の前半はオフィスにこもって仕事しました。
仕上がりが遅れていた「がんばれ社長!教材」をこの数日で一気に完成させ、一年越しのプロジェクトに決着を付けることができました。
脱稿の喜びとお待たせした心苦しさと、これからどれだけ売れるのか楽しみという気分が入り混じっています。

●仕事の息抜きに楽しんだのが読書と映画。
話題の『1Q84』(BOOK3)を読み終え、映画『NINE』と『第9地区』を観てきました。そういえば、『9<ナイン>』という映画もあるようで、今年は「9」がらみの映画が連発ですね。

●さて、今から向かうのは上海。

昨年もゴールデンウィークに来ていて、丸一年ぶりの上海となります。
前回は、現地の福井さんにエスコートしていただき、外灘に面したドイツ料理の人気店でビールやプレッツェルに舌鼓を打ったことを憶えています。今回も行きたいのですが行けるかな。

●昨年の上海は、街中が工事現場でした。
万博予定地ではパビリオン建設が始まったばかりで、「え、これで本当に完成するの」と心配になりました。そのときは、中国館だけが建築中だったはず。街では地下鉄が急ピッチで整備されていて、いたるところで地面を掘っていました。また、外観を美しくしようとマンションやビルの外壁塗装工事もガンガン行われ(費用は住人負担らしい)、国家の威信をかけた万博準備が真っ盛りのときでした。

あれから、一年。盛大な開会式も済ませ、大混乱もなく開会した上海万博は今回の楽しみのひとつです。

●でも今回のメインは万博ではなく「上海和僑会」です。

海外で活躍する日本人起業家の交流会「和僑会」(香港本部、筒井修会長)については何度もご紹介してきたのでここでは割愛。

最近発足したばかりの「上海和僑会」さんが初めて企画した公開イベントが5月5日(つまり、私にとっては今日)の午後から行われるのです。
講師は私と白川先生のダブル講演ということで、楽しみでもあり心地よい緊張感もすでに感じ始めています。

●フライトを待つ今の気持ちですが、まずは和僑会が行われるホテルまで無事たどり着けるかどうかが一番の気がかりです。市内のホテルまで一人で行くのは初めてだから。
上海の浦東国際空港からリニアで中心地に向かい、そのあと地下鉄を乗り継いで会場入りし、その1時間後から講演するという段取りなので、迷っているヒマが全然ない。

●今日の企画はこのような内容です。↓

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テーマ:「志経営のすすめ-今こそ中国市場で必要とされるもの!」

・日 時: 2010年5月5日(水) 15:30~18:00(会場受付は15:00)
・第一部: がんばれ社長!の武沢信行先生   75分
「経営理念をベースにした志経営のすすめ」
・第二部: 通販指導No.1コンサルタント 白川博司先生  45分
「急成長を続ける巨大市場「中国」への通販参入の心がまえ」
・第三部: 懇親会

・場 所: JADELINK HOTEL(上海君麗大酒店) 1F会議室
・アクセス→ http://www.jadelinkhotel.com/jp/local-area/default.htm
・定 員: 100名
・参加費用:一般参加  150元
和僑会会員 50元(初回限定!当日入会者でも会員価格適応です。)
懇親会   100元
・申込方法: 上海和僑会ホームページ http://sh.wa-kyo.net/
・主 催: 上海和僑会
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●おっと、そろそろ搭乗口に向かう時間ですので、いったんここで中入りとし、数時間後に上海でお目にかかりましょう。

●<上海より>
飛行機は着陸に向けて高度を下げはじめ、雲に突入してからが長かった。
ぶ厚い雲が低く垂れ込めている。ようやく大地が見えたと思ったらそれはもう上海の空港滑走路だった。名古屋は快晴だったのに、2時間半離れた上海は雨。

●空港で当座のお金を両替したあと、ドコモ携帯で日本に電話してみたら、あっさりつながった。
日本からもいつも通りかけてもらったが、まったく問題ない。2~3年前までドコモが上海でほとんど使えない時期があったが改善されているようだ。いまどき、香港でもバンコクでもインドでも、日本の携帯が問題なく使えるようになっているし、インターネット環境の心配をすることもなくなったのは歓迎すべきことだ。

いや、歓迎して良いのか?外国にきている実感が減ってしまった気もするから。

●上海浦東国際空港からリニアに乗って竜陽道駅へ。地下鉄2号線に乗りかえて婁山関路駅へ。そこから徒歩10分程度で和僑会の会場ホテルに到着する。無事に到着し、まずはひと安心だ。

ここは上海和僑会が行われる会場というだけでなく、私が4泊お世話になるホテルでもある。昼の12時半だったが、快くチェックインさせてくれた。一泊一万円程度で、キングサイズのダブルベッドの部屋を用意してくれた。インターネットは有線で無料使用でき、通信速度もわるくない。

●上海では和平飯店が一番お気に入りのホテルである。
人気の外灘や南京路が近くにあり、上海の美しい夜景を楽しむには最高のロケーションだから。オールド上海のにおいがプンプンする。
今日の「君麗大酒店」は虹橋地区にあるのだが、このエリアで宿泊するのは初めてかもしれない。

●さて、時計は5月5日(水)の午後2時を回ったところ。

冷蔵庫にあったコーラとポテトチップスをランチ替わりにしてくつろいでいたらアッという間に90分経ったようだ。
今からシャワーを浴びて和僑会に向かう。今日の講演に向けて気分を高めていくのだ。

●<上海のホテル:5月6日午前7時15分>
起きて15分経ったところ。昨日の和僑会イベントが夢のひとときのように感じられる。
復旦大学の日本人女学生が司会をつとめ、幹事長あいさつ、分科会長あいさつのあと、私と白川博司先生が講演。その後、迫真の質疑応答会。

●午後3時半に開会し、午後7時閉会。その後、希望者で中国式懇親会。8人が着席できる円卓が6つあり満席だった。
約3時間近くかけて食事を楽しみながら交流を深め、更に希望者でワインバーへ移動しての打ち上げ。閉会は12時近くになった。

●とても頼もしい会が始まったという印象である。
会長、幹事長、分科会長、顧問、お世話スタッフ、学生ボランティアがめいめいに役割をきっちりこなし、最高のメンバーで会が取りしきられている。

●私が直接見たなかでの印象だが、沖縄、深セン、東京の各和僑会は幹事チームにまとまりがあり、充分議論をかさねて毎回の会が運営されていてすばらしい。また、訪問したことはないが、北海道和僑会も団結しているとお聞きしている。バンコクやシンガポールも良くなる予感がする。

●和僑会は、入会と同時に世界の日本人起業家の人脈データベースにアクセスでき、コンタクトがとれる。
しかもビジネスマッチングの会だけでなく、経営理念や経営ビジョンをいつでもどこでも語ることができるプロの経営者ばかりが集まっている会である。会費さえ払えば誰もがずっとメンバーで居られる会ではなく、入会して一年以内に自社の経営マニフェストを作れない人は除名になる。
そうした志あふれる起業家やその予備軍がネットとリアルで交流を深めるのが和僑会なのだ。
まだイメージ先行で実態が追いついていないことも多いが、そうしたビジョンに共鳴したメンバーがすでに世界に数千人集まっている。
若い経営者が多い。そんな和僑会のメンバーがこれから数万人、数十万人、数百万人になっていったとき、日本人起業家はネットワークの強さにおいて外国にひけをとらなくなるはずだ。

●よし、時間が来た。今からシャワーを浴びて出発する。

東京から来てくれた清さん、白老から来てくれた服巻さん、バンコクから来てくれた櫻井さんたちと連れだって、万博を観に行く。会場で林さん(深セン)とも合流する予定。
お天気も良いようだし、予想が的中して今のところ万博来場者が多くないようだ。だからこのタイミングに来たのである。

明日の金曜日号では万博情報をお届けするつもりです。ではまた明日。