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勝負は臍下丹田(せいか たんでん)

●ゴジラ、キングコング、モスラ、キングギドラ、海と山のフランケンシュタイン「サンダとガイラ」・・・。

私の小中学生時代の最大の娯楽は怪獣映画だった。親に連れられて行った。

・・・いよいよ明日は『キングコング対ゴジラ』を見に行く。どっちが勝つんだろう?どんな戦いになるんだろう?・・・
などと空想しはじめると、もうワクワクして眠れない。
夜中に何度も目をさまし、なんて長い夜だろうと夜をうらめしく思ったりもした。

●私だけの性癖か、それとも誰にもある現象なのかは知らないが、ワクワクするとへそ下のいわゆる臍下丹田(せいかたんでん)あたりがモゾモゾする。それは最高にワクワクした時だけにしか表れない不思議な現象で、頻度は減ったが今もそれがときどき出る。

●へそ下がモゾモゾするくらいに興奮するビジネス目標を持とう。

実質今日から3月が始まった。
すでにこの真っ新な一ヶ月の目標をお作りになっていると思うが、旧態依然とした手あかにまみれた目標では意味がない。

目標は何のために作るのか、それはあなたがワクワクするためだ。朝、ふとんを蹴飛ばして飛び起きたくなるような目標を持とう。

●もし、そうした目標や計画が未だ完成していない場合は、今日作ろうではないか。
「今日は予定が入っている」とか「たった一日でそんな目標が作れない」などの口実は無用である。
その気になれば一時間、いや30分で作れてしまう。その30分の投資は少なくとも今月一ヶ月間も効果が持続するコストパフォーマンス抜群の時間である。

●30代のある一時期、私は目標を作るときにいつも同じ過ちを犯していた。
それは、モティベーションをあげるために欲しい物や行きたい所(旅行や飲食)を列挙し、その実現のために仕事に精を出すという目標設定をくり返していたのだ。

報酬を手に入れるための手段として仕事をしていたわけだ。

●アインシュタインが、「成果が目的ではなく、それ自体が目的であること。人は成果の奴隷に堕してはならない」と語っているが、まさしくそのことに気づいていなかったわけだ。

●今はさすがに私も学習した。

成果や報酬がほしいから仕事をがんばるのではない。仕事そのものがご褒美でもある。
しかしその仕事も、定期的に新しいアイデアを与えてやらないと、いつのまにか飽きてしまう。
仮に何らかの結果が出ていたとしても、同じことを同じやり方でくり返すことは良くない。

●そこで、新しい「月」や「週」を迎える時がチャンスなのである。
そのたびに新しいアイデアを加えるようにすればよい。
臍下丹田がモゾモゾしているかどうか、そこが勝負の分かれみちだ。

もしあなたがアイデアに枯渇してしまったら、アイデアをたくさん持っていそうな友人とビールでも飲みながらワイワイやろう。
勢いのある人が書いた本を週末にじっくり読むのも良い。

それらによって、あなたのアイデアのふたをしているカサブタがすぐに外れることだろう。

勝負は臍下丹田にあり。