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紀香の影響

●芸術家・岡本太郎が、「最高の作品は人間・岡本太郎だ」と語っているが、役者にとっても最高の作品は「わたしの人生」なのかもしれない。

そう感じさせるようなテレビ番組を見た。それは昨日の『とくダネ!』で、藤原紀香さんのミュージカル初挑戦の舞台裏をレポートしたもの。

●藤原紀香さん(ふじわら のりか、1971年生れ、以下「紀香」)は、自身が50才になっても60才になってもルパン三世の「峰不二子」のような容姿でいることが目標だという。
ちなみに、公式サイトにある峰不二子のプロポーションは次の通り。

167cm/50kg/B99.9、W55.5、H88.8

●身体が固くて前屈でも床上20センチまでしか身体が曲がらない。そんな彼女が完全開脚の「また割り」やY字バランスをミュージカルのステージで披露せねばならない。
普通の人なら2年かけて取り組むほどの難行を、彼女は1年でクリアしてしまう。肉体の苦痛にうめきながらも挑戦をやめない紀香の奮闘ぶりは、アスリートのようであった。
人気にあぐらをかくことなく、周囲のスタッフにも気を配りながら時間を見つけて「また割り」の練習をつづける紀香。

●彼女は30才を過ぎたあたりから太り始めたという。もともと、食べれば太り、飲めばむくむ体質だったという。
自著『紀香バディ!』によれば、子どもの頃はアンパンマンのように太っていて、大人になってからもピークは体脂肪率が29%もあったそうだ。(今は20%未満)

●肉体改造に本腰を入れるきっかけを作ったのはある写真撮影の現場。

担当カメラマンから「あれ、紀香ちゃん、こんなところにもお肉付いてたっけ?」と脇腹から背中あたりを指さされ、モデルとしてひどく傷ついた。

●「趣味・女磨き、理想・峰不二子」という割には、緩んでしまった自分の身体。そんな自分が許せなかった。

大学在学中にミス日本のグランプリに輝き、東レやアサヒビールのキャンペーンガールとして大活躍した20代の身体を取り戻そうと、さっそく加圧トレーニングを始めた紀香。

●それ以来、身体に良いと言われることや、女磨きにつながることは全部やってきた。反対に、身体に悪いことや女磨きに逆行することは全部やめた。

外面を磨きながら内面も同時に充実させてきた。
ものの考え方をいつもポジティブにするようにした。そのためには、自分自身で自分の限界を決めないようにした。
世間の人たちが「藤原紀香はこういう人」と言うのは構わないが、自分で自分のことを決めつけるようなことはしないでおこうと決めた。

●仕事もモデルやパーソナリティ以外に、女優業、日韓親善大使、ブランドプロデュース、風水の研究、戦災レポーターや国連スタッフとの国際支援活動、K1や世界柔道の司会などなど、自分を枠にはめないできた。
そんな紀香がついに昨日、ミュージカル「ドロウジー・シャペロン」で初主演を果たした。このミュージカルは2月一杯まで東京・長崎・愛知・富山・大阪と回る。

●何事にも影響を受けやすい私は、紀香の東京公演(1月17日)のチケットをさきほど入手した。
さらには今週末、加圧トレーニングスタジオの予約も入れた。

自分の限界を作らないために、良い影響はあっさり受けるようにしている。

★ドロウジー・シャペロン
http://t.pia.jp/feature/stage/drowsy/drowsy.html