ウィークリー雑感

ウィークリー雑感

■12月8日(月)新刊本発売決定! 記念講演は1月8日(木)に決定。

武沢が書いた新しい本のタイトルは、「がんばれ社長!のビジネス四字熟語」になりました。タイトルは平凡ですが、普通の四字熟語本を想像している方にとっては、読んで意外な本のはず。

12月8日(月)、全国の書店で発売になります。ネット書店では先行発売する予定です。

出版記念も兼ねた「がんばれ社長!講演」を新年早々の1月8日(木)、午後から東京・虎ノ門パストラルホテルで開催します。
詳細は後日。

■2009年の東京Open Officeイベント日程

2009年は次の三開催です。

・1月16日(金)
・4月28日(火)
・9月11日(金)

いずれも午後6時30分開会、9時30分閉会、出入り自由

・東京都港区 西新橋3-15-8 虎ノ門デュープレックス リズ 1503号
有限会社がんばれ社長 東京オフィス 電話:03-3433-7681
最寄駅:虎ノ門、神谷町、御成門、内幸町(どこからでも徒歩10分)
新橋からは徒歩15分
目安:愛宕神社前の道路の反対側、コイン駐車場の2軒となりのマンション

・費用は無料ですが、ビール、自慢のワイン、シャンパン、酒、つまみ、珍味、特産品、スィーツ、いずれか一品持参でご参加ください。
当方では紙コップと紙皿だけ用意してお待ちしています。

問い合せ:がんばれ社長事務局 森本知佳 morimoto@e-comon.co.jp

■今週の本
…『<女性職>の時代 ソフトインテリジェンスの力』

一昔前、女性を採用するときには面接官は必ずこう聞いたものです。

「仕事と結婚の関係についてあなたの考えを聞かせてください」

結婚相手を見つけたら早々と家庭に入る。その後は専業主婦になって、二度と職場復帰しない。そんな女性が多かったのは、私が人事担当者をやっていた25年ほど前までかもしれません。

その当時、キャリア志向の女性がいるとこちらも思わず「ほお~」とうなってしまうほど少ない存在でしたが、今や時代は大きく変わりました。

しかしキャリア志向が増えてきた割には、確固たる職業観やビジョンをもたずに仕事についている女性が少なくないと著者は指摘します。
そして「女性職」、「ソフトインテリジェンス」という新しい概念で女性の働きどころを示そうとする本著は新書版ですが骨太な内容です。
就活中の女子学生や、人生をもう一度仕切り直そうとお考えの女性と企業経営者にもおすすめしたい一冊です。
著者の中川美紀さんは戦略系コンサルティング会社「XEED」に勤める気鋭のアナリスト。読ませる文章を書かれる方です。

★ <女性職>の時代 ??ソフトインテリジェンスの力(中川美紀著、角川書店) ⇒ http://www.amazon.co.jp/dp/4047101540/

■還暦社長のすさまじき読書量

名古屋のS社長(60)は、ご自身の体調不良もあって今年、ご子息の専務(32)に経営移譲をされました。
そんなある日、S社長が私に電話をかけてこられました。

S:武沢さん、最近は時間ができたので読書に力を入れたいと思う。良い本を何冊かまとめて紹介してくれないだろうか
武:いいですよ。どんなジャンルがいいでしょうか?
S:これを機会に歴史ものを読んでみたい。いままで仕事の本ばかり読んできたから。
武:わかりました。適当に見つくろってメールでお知らせします

ということで、一挙に次の作品を紹介しました。

★峠(司馬遼太郎、新潮文庫(上・中・下))
★壬生義士伝(浅田次郎、文春文庫(上・下))
★信長の棺(加藤 廣、文春文庫(上・下))
★氷の華(天野 節子 幻冬舎文庫)…サスペンス
★夢のまた夢(津本陽、文春文庫全5巻)

全部で13冊ありますから、これだけご紹介しておけば三ヶ月か半年は大丈夫だろうと私は思っていました。
すると2週間後に電話が鳴りました。
「武沢さん、全部読みました。みんなおもしろかった。また次に読むべき本を教えてほしい。やっぱり歴史ものが良い」
とおっしゃるのです。

そこで今度は、ドカーンと

★水滸伝(すいこでん、北方謙三、集英社文庫、全19巻)
★竜馬がゆく(司馬遼太郎、文春文庫、全8巻)
★世に棲む日日(司馬遼太郎、文春文庫、全4巻)

全部で31巻、しかも今回は中国の固有名詞がたくさん出るので最低三ヶ月はもつだろうと思っていたら、今度も二週間後に電話がありました。

S:武沢さん、おもしろかった。また次のを紹介してほしい。
武:え、もうお読みになったのですか?
S:うん、読んだ。
武:本当に全部読みましたか?
S:うん、全部読んだ。とくに「竜馬がゆく」のこういう箇所や、水滸伝の宋江(そうこう)や呉用(ごよう)が…燃えるよねぇ
武:(あ、本当に読んでる)毎日何時間くらい読むのですか?
S:日によって違うけどだいたい5~6時間。
武:読む時間も多いし、読むスピードも早いですね。
S:うん、脇目もふらずに本の中に入り込んでる。じゃあ本、頼むね。

そこで二日前(10月22日)に紹介したのが次の三作品。

★坂の上の雲(司馬遼太郎、文春文庫、全8巻)
★燃えよ剣(司馬遼太郎、新潮文庫、上下巻)
★三国志(吉川英治歴史時代文庫、全8巻)

今度は18巻しかないので一週間かもしれないと内心ドキドキしています。

■読者メール 「恋について」

脳のアンチエイジングには恋が良いという話題で、私が「熟年夫婦に恋心はない」と書いたところ相当反響がありました。

しかも全員が女性からのメールでした。一部をご紹介しましょう。

★「がんばれ社長!」 脳のアンチエイジングには恋
http://www.e-comon.co.jp/magazine_show.php?magid=2459

1.私どもは、毎日お互いに恋をしています (匿住所SSさん)

・・・
武沢様のコメントに一言申し上げたくて、メールを書いています。

~~~~~~~~~~~~
『脳のアンチエイジングには恋』で武沢さんはこう書かれました。

●私が問題視したのは「恋をする」という箇所。
だいたい脳の老化が気になるような世代は50代以降。その世代が伴侶に恋をするなど、言うは易く行うは難しだと思うのだ。

●むしろ熟年の夫婦は恋心などとはまったく別の信頼関係に包まれていくものだと思うので、ハラハラドキドキする感情を伴侶に期待すべきではない。パートナーを傷つけない程度の恋の相手を他にもつ必要があると思うのだ。
~~~~~~~~~~~~~~

主人は46歳、私はもうすぐ52歳、まさに熟年夫婦なのですが、 私どもは、毎日お互いに恋をしています。
信頼関係というものも、一種の恋心をスパイスに加えると毎日が楽しくて。結婚して何十年経過しても、おたがいまだまだ相手のことで知らないことだらけで、
毎日の生活が、毎日の会話が、新しい発見の連続です。
私は主人をとても尊敬していますし、もちろん鼻につくところもないとは言えませんが、毎日の小さな発見の連続が、楽しみになり恋心になっています。
欧米のように毎日毎日アイラブユウと囁いているわけではありませんが、たとえば夕食のメニューひとつとっても、おいしいねと言ってくれる主人の優しさに私
は毎日毎日、ひそかに惚れ直しています。

冗談のように、三国志じゃないけれど「桃園の誓い」みたいに、一緒にあの世へ行きましょうなんて、よく話しますけれど、本当にお互いのいない生活なんて想
像もできないくらいです。

ちょっとのろけちゃったかも知れませんが、熟年夫婦こそお互いに恋心があっていいんじゃないかと思います。
・・・

2.長崎県 Kさん

・・・こんにちは。長崎のKと申します。
さて、本日の「恋」について、私はまだ20代(ぎりぎりですが・・(笑))なので武沢様とはずいぶん環境が違うとは承知の上しているのですが、”伴侶へ害なく
恋をする”お相手は、身近な方でなくてもよいと思うのです。
例えば、芸能人のようにとても手の届かないような一方的な想いでも十分に脳の活性化にはなるかな、と。
芸能人でなくても、スポーツ選手や本の登場人物などでもいいと思うのです。
実は私、とある歌手のいわゆる「追っかけ」をしております。
先に書きましたとおり、長崎在住でその方は福岡までしか来ることはほとんどありませんが、その時は必ずと言っていいほどコンサートへでかけます。ファン同
士の交流も生まれ、これ以外にも趣味があい、お友達になった方もいます。
もっとも、恋に駆け引きなどのドキドキ感を求められるのであれば私の方法では無理なのですが(^^;;
私は、結婚はしておりませんが、恋人がいても「ステージのダーリン」へときめき、テレビに映れば「キャーキャー」はしゃぐ、そんな生活を満喫しておりま
す!
ミーハーなメールですみません。
・・・

3.「叶わぬ恋も恋のうち」 Kさん(49歳 既婚 経営者)

・・・私は、49歳既婚ですが、「ドキドキする相手」がいます。

私は、クソまじめな(下品ですみません)人間で、「人間として間違ったことはしない」、「ダンナを裏切るようなことはしない」、「もし、人の道にはずれる
ような事をすれば、絶対にバチがあたる」、と、これまで、ず~っと思って来ました。

ところが、今年の2月に高校時代の同窓会があり、そこで「元彼=モトカレ」と30年ぶりに再会。
彼は、MBAを取得し、私同様、会社経営者になっていました。
ちょうど、状況がしんどい時でしたので、強い親近感を感じると同時に、高校生の時は、子供だったため、大人の恋ができなかった未練というか不完全燃焼とい
うのか…
今さらながら「焼けぼっくいに火がついた」ような心持ちになりました。
そして彼からも連絡があり(彼はどんな気持ちだったのでしょう?)
会うことになったのですが、やはり、お互い忙しい経営者。
すれ違いばかりで、なかなか会うことができません。
やっと会えた夜も、サクッと食事をして、その後、また彼は仕事をするべく会社に戻って行きました。

やっぱり悪いことはできないのだな~なんて思っていましたが、久しぶりに「恋」を思い出し、かつ「不完全燃焼の」私は、彼に会いたくて会いたくて、とても
悩みました。
仕事も忙しく、それどころではなかったのですが、50歳を前にして、「こんな気持ち」になる自分の事も、面白く可愛く感じていました。
同じ既婚で女性経営者の知人は、「私達は、経営者よ。普通の主婦ではない。
恋をすることで、『女』を上げ、よりバリバリと仕事ができるのであれば恋人もOK。
ただし、絶対ダンナにバレたらダメ!
バレたら、何もかも終わり、という覚悟を持つことも必要!」と、キッパリ言います。

私も「やらずに後悔するのなら、やって後悔する方がいいか…」と考えなおし、女の人生をかける思いで、彼にアポを取りましたが、「行けるように努力する」
と言った彼は、とうとう来ませんでした。

私には、やはりダンナを裏切ることはできないのだと思います。
ダンナのことは大好きです。家族として、愛おしいです。

もうモトカレに私から連絡することはしませんが、いつ彼にバッタリあっても、彼が目を細めるくらい「輝いている女性でいよう」と、ますます、心身ともに美
容と健康とお洒落に留意し、仕事に励む毎日です。
これが「不倫にならない恋」だと思います。

そして、かすかな期待…。
もし、神様が、朝から晩まで働いている私を見て、「もう、仕方ないな~。このズッコケ経営者め。許してやろう」と考えたなら、彼とまた再会できるのだと思
います。

長くなってすみません。もっと手短にまとめたかったのですが、つい止まらなくなってしまいました。
男と女は多少違うと思いますが、何歳になっても「ときめく相手」は必要だと思います。
それも具体的な明確な相手が…。
想像の中での関係は健全だと思いますが、実際に関係が親密になれば、やはり「不倫」でしょう。
不倫は絶対にバレたらダメだと思います。
それが家族=パートナーに対する「思いやり」だと思います。

「コソコソやれ!」というのではなく、もっとレベルが高い話です。
ですが、世の中にルールがある以上、大きなリスクを抱えるのも現実です。
・・・

<武沢より>
いやぁ、すごい。
メールを下さった女性の皆さん、それぞれ別の角度からのご指摘でとても勉強になました。ありがとうございました。
ちなみに「恋」に関しては、男性からのメールは0通でした。
男性はクライマックスシリーズと大相撲の話題に反応してくれました。お一人紹介しましょう。

■クライマックスシリーズについて

・・・武沢さん、ご無沙汰しております。シンマです。
私は、父親譲りのドラゴンズファンですが今のクライマックスシリーズには反対です。
そのためにも、今回ドラゴンズが日本シリーズに進出し、さらには日本一になるということで問題提起ができたらと思っています。

私が、プロ野球のコミッショナーならばこう変革します。
大リーグのように、1位同士が戦うのがポストシーズンの醍醐味。
また、最後まで消化試合を作らないことも必要。

ということで、セパ両方とも3チームずつに分け、その一位がクライマックスシリーズで戦い勝者が日本シリーズを戦うこととします。
ここまでは、誰でも思いつきそうなこと。さらには、Jリーグのような入れ替え制度を導入
セパ間の入れ替えは混乱を招くので、セリーグに作った3チームの2位同士を入れ替える。1位のメリットとしては、クライマックス出場だけでなく新リーグの
冠に自チームの名前をつけて翌一年戦うことにする。
セントラル・ドラゴンズリーグ
セントラル・ジャイアンツリーグ
という感じ。
こうすることで、広告効果は絶大となることでしょう。

また、2位が入れ替わることで、消化試合が無くなります。3位の入れ替えでは、戦力が整わない所が毎回入れ替えになり落ち着かないからです。
セパ交流戦は、文字通り全チームとの交流にして存続させれば今までどおりのカードも楽しめるので大丈夫。
私の中では、完璧な仕組みだと思います。

<武沢より>
シンマさん、ありがとうございました。
ちょっと意味が飲み込めなかったのですが、せっかくのそうしたアイデアをコミッショナーにもメールされてはいかがでしょうか?

★日本野球機構(NPB)ご意見箱 https://fan.npb.or.jp/opinionbox/