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誤字脱字 余話

先週末の「ウィークリー雑感」で、誤字脱字のお詫びと訂正のあと、作者に対する誤字指摘のあり方についてご忠告申し上げたところ、週末に20通近いをメールを頂戴することとなった。

「よく言った」「その通り」という賛同者が多いが、「あなたは間違った」「武沢先生の大失敗」などのご批判メールも当然ある。

意見の相違はあるが、実名で堂々と持論を展開され、いずれも筋が通ったものばかりなので、今日はそのメールをご紹介したいと思う。
ご本人の了解を得ていないのでアルファベット表記とさせていただく。

熊本県A社長(62歳)

・・・配信初期からの読者です。私も印刷業の関係で誤字脱字のトラブルはよくあります。宿命でしょう。
まず、武沢さんは謝り方を間違えていると思います、謝り方のコツは、「ただひたすらに謝る」。
「でも」「しかし」「あんたも」を言うから「蒸し返し」「開き直り」になり、話がこじれ傷口が大きくなる。
私の経験上(交通事故や夫婦喧嘩も同じ)謝るときは「忍」の一字に尽きる、これがコツ。
第一、訂正にはなっているがお詫びにはなっていない。「蛇足」と分かっていることをくどくど言ってはいけない。

ましてや 「不愉快なら購読をやめろ」的な表現と、ご丁寧に「指摘文の書き方のひながた」を指示するなどは言語道断で、大人気ない態度は読者に失礼だし品格に欠けますよ。

購読者が増えて初期の謙虚さを失ってはいけない。
これがあなたにとって飯の種、命ではないのですか、初心に帰るべきでしょう。
この商売を始めるに当たって、このくらいの誹謗中傷は想定内のはず。
武沢さんだって日ごろ辛らつな説教をしているではないですか、自分がちょっとジャブを出されたくらいでダウンしないように。
「愚者雷同」といいますが小さな足音にバタバタ騒がないこと、「冷静沈着」「泰然自若」「動かざること山の如し」を心がけるといいでしょう。
あなたはまだお若い、有名税だと思えば何のことはないではないですか。
あえて辛らつな表現をしました、私の意見に対しムカつくか、受け入れるかはあなたの器次第です。
今後も購読させていただくつもりです。
今後のご発展を心よりお祈りいたします。

春日井市A社長

・・・愛知県春日井市S工業の代表取締役Aと申します。
武沢先生との出会いは先月23日、春日井商工会議所での講演でした。
今まで講演会などに参加しても特に感銘を受けることなど無かったのですが、先生のお話はとてもわかりやすく、経営理念の大切さ、経営マニフェスト、WISHLISTなど新米経営者の私でもとても理解しやすい内容でした。そして講演が終わり、当然本を2冊とも購入、メルマガ登録、4日かけて過去のメルマガを読破いたしました。
今ではすっかり先生のファンであります。私が感じる先生の最大の魅力は、人柄です。今まで出会ってきた経営者、先生方の多くは大変個性的で、大なり小なり高圧的でしたが、武沢先生にはそのような感覚は微塵も感じることが無く、仏様のような暖かさを毎日のメルマガからも感じておりました。

さて、ここからが本題になります。弱冠33歳の若輩経営者が大変な無礼を承知で書かせていただきますが、どうかお読みください。
今日のメルマガの内容ですが、あれは先生の大失敗だと感じます。
あの様な輩にはスルーとゆう対処が最適です。
と言いますのも先生もご存知かと思われますが、たとえば人気歌手やスポーツ選手のブログが炎上などと騒がれますが、これらは紛れも無くインターネットで顔の見えない相手に匿名性を傘に言いたいことを言う悪しき慣習です。
さらにそこに本人が意見を言おうものならたちまち大爆発です。人の揚げ足を取るのを何よりも楽しんでいるのです。
いまや3万人もの読者にメルマガを発行しているのですからいろんな人間がいて当然です。
そして今日1番お伝えしたいこと!
先生があのつまらない人間の相手をしたことによって、無用な詮索が生まれます。

「このメルマガをタダで読ませてやってるんだから、いやならくるな!」「お前らみたいな客はいらん」

いかがでしょうか?このように感じるのは僕だけかもしれません。
そして僕の先生に対する人物像に誤解があるのかもしれません。
多くの人から注目を浴びている以上有名税と捉えられてはいかがでしょうか?
(後略)
長々と駄文大変失礼いたしました。

鹿児島県S社長

・・・誤字脱字を指摘するのは、しっかり読んでいるから出来ることだと思いますので、お知らせのメールを頂けることはありがたい事だと思います。でも、武沢さんの感想についても私は全くの同感でした。

確かに誤字脱字を気付かずに沢山の方に配信するのは、発行者側としては恥ずかしい事です。しかし、一寸した他人のミスを取り上げて重箱の隅を突くような評論家的な行為や考え方はどうかと思います。

おそらく、主体的に生きておられる真の経営者なら、今回のようなメールを武沢さんに送るようなことはしないかと思います。

ベルギーAさん

・・・今日の「ウィークリー雑感」について、たぶん多数の方から反響を受けてると思います。
そこで最近目にして私自身一生覚えておきたい言葉がありましたので、武沢さんにもお贈りします。

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石井久・立花証券会長 の言葉

「人の欠点が気になったら、自分の器が小さいと思うべきです。 他人の短所が見えなくなったら相当の人物、 長所ばかりが見えてきたら大人物です。」

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苦情や説教をする人たちは彼らの「欠点」ではないかと思いました。
それを読まなければいけない、そして読後の武沢さんのお気持ち、すごくよく理解出来ます。
度量や許容範囲が狭い人は『自分の魂のレベルにまで達していない人』と思って 扱えば楽かもしれません。
(斉藤一人の本に書いてありました。)

今後も貴メルマガを楽しみにしております。

伊勢市K社長

・・・今回の心無い誤字指摘の方に対しての毅然たる態度に感服いたしました。これだけの読者数になってくればこういう人が数名でてくるのは仕方のないこととはいえ、普通の方なら見て見ぬふりをして、無視してしまうところを、「読者としてふさわしくない」と言い放ったその気高い意気。
良いものは良い、悪いものは悪いとハッキリ主張できる武沢さまに大変勇気づけられました。今後も益々の発展を期待しております。

Tさん

・・・以前にも1回だけメールさせて頂いたことのある者ですが、それ以降、静かにメルマガをよんでいました。
ただ、今週の『ウィークリー雑感』を読んで、一言申し上げなければと思いメールをしました。
武沢さんなら、重々承知の事なので、言わずとも良いと思いますが、”世の中色々な人がいます。”
私のように、何もメールもしないけど、応援している人も沢山いるでしょう。あまり、気になさらず、これからも頑張って下さい。
今後もサイレントではありますが、応援しております。

広島 K社長F社長

・・・いつも愉しく、そして刺激をたっぷりといただくメルマガをありがとうございます。広島のFです。

今回、メールさせていただいたのは、とても腹立たしい気持ちになったからです。「ウィークリー雑感」に書かれていた経営者とおぼしき方からのクレームメールです。

武沢さんはいつも責任ある発言(文章を含みます)をされていて、こちらが勇気をいただいています。
武沢さんに対する指摘メールの文面は、さっきから、一読者であるボクがカッカしてます。(怒)
もしこれを書かれた人が経営者だとしたら、そこで働くメンバーの方は、とても悲しいと思いました。
(中略)
ちょっとした人のミスの揚げ足を取り、あたかも首を取ったかの如くの言い回し。
ボク自身、こんな気配りのない発言をしているとは思ってはいませんが、自分自身は自分では見えないものなので、襟を正したいと思いました。
でもこんなメールに一憂されることなく、いつものようにガツンっ!
とくるメルマガを愉しみにしております。(^^)

Iさん
・・・誤字指摘メールへの反論、もっともなことと思います。
私も読んでて「あれ?」と思いましたが、PCの変換は(書き手としては、当然こう変換されただろう、と思っていても)頭脳の無い悲しさ、予想もしない変換をすることがあり、それだけに、読む側には、「何でこんな漢字を!?」と目に付きやすいけど、自分でしばしば文書を作成し、他人に発信していれば、そんなの日常茶飯事、ということは十二分に認識するものです。

だから、間違えを発見した場合は、「これ、変換ミスのようですよ」と伝えれば十分。
それ以上の人格攻撃まがいのようなことを言う人は、「がんばれ社長」の読者にふさわしくないだけでなく、ネット社会の基本マナーもわきまえない人だと思います。
当人達から、さらなる批判があっても、今後は無視しましょう。

大垣 Sさん
武沢先生のおっしゃる【文章表現】に対する反論は至極ごもっともでございますし、よくぞ先生は書いてくださったと思っております。
小生と同じように思っている人は多数居る筈です。

ご指摘のような一部読者は文字どおり、相応しくない輩ですし、これこそ表現が適当では無いかも知れませんが、精神的に“いびつ”な者達と思います。
インターネットの世界には付き物かも知れませんが、こういった、フーリガンみたいな奴らにはどんどん反論すべきですし、締め出していかなくてはメルマガ読者の秩序が乱れます。
すいません、我がことのように熱くなってしまいました。

釧路市A部長、M社K社長ほか3通(武沢要約)

ほんと、こういう人いますよね。困ったものです。
でもメールしない優良読者の方がほとんどだと思います。

確かに、名前を間違って表記されると気分がいいものではありませんが、謝罪ですむ話ですよね?
(中略)
間違いを指摘する以前に、日頃から購読していることに対して感謝なりお礼なりを返すのが筋ではないかと指摘者に言いたい。

的はずれな中傷誹謗を真摯に受け止めすぎて、メルマガやブログを配信するモチベーションが保てなくなって廃刊した例は星の数ほどあります。
武沢さんはこんな事気にも留めないとは思いますが、誤字脱字などかけらも気にせず、これからも今まで通り、私たちの魂に訴えかけるメルマガを配信し続けて頂けるよう切に願います。

ほんと、受け身なくせに反対意見ばっかりきっちりする奴ってムカつく!(あ、独り言です)

愛知県Aさん(32才)

・・・いつも楽しみに購読させて頂いております。

まず最初に、武沢様ならびにスタッフの皆様に昨日の私の”失礼”について、深くお詫び申し上げます。

私は、昨日、 「同じ行に二つも誤字があるなんて不気味で違和感を覚えました」 と書いた者です。

苦情でも説教のつもりでもありませんでしたが、それこそクレーマー的で軽率な指摘の仕方であったと、自分の軽率さと、心の器の小ささを反省しております。 本当に申し訳ございませんでした。

今後、文章表現には、くれぐれも注意させて頂きます。

>遠慮なさらずすぐに購読を解除してください。

これだけは、お許しください。
どうか今後とも、購読を継続させてください。

逆に私の方こそ、ご指摘を頂きましてありがとうございます。
感謝を申し上げます。ありがとうございました。
== 以上 ==

<武沢より>

よもや、ご本人からも丁重なメールをいただきビックリしました。

「未熟」と言われようが、「失敗」と言われようが、「おごり高ぶった」と感じられようが、私が感じていることはこれからも素直に書くつもりです。

今回の件に対して是非のご意見は、いろいろあるかと思いますが、真剣に考えていただき、真剣に文章を作っていただき、堂々と送信していただいたメール送信者の方や、心配していただいた方、立腹された方、すべてに感謝しています。

ありがとうございました。