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断食だより

島の天気は変わりやすく、今朝のどしゃ降りがウソのように昼から晴れてきた。
白亜のビルが太陽に輝き、その向こうの紺碧の海と水平線。カモメがないて、自分がいる場所があたかもエーゲ海であるかのような錯覚をする。

実際には今、わたしは淡路島に来ている。

9月以来、二度目となる断食合宿だ。先週土曜日に入所し、今日で三日目。明日の午後には引き上げるので、今回は三泊四日のゆるい断食を申し込んだ。すでに入所して1.5キロ減量した。

受付で事務局の女性が声をかけてくれた。

「あ、がんばれ社長さんですよね、お陰さんで武沢さんのメールで知って初めて来た、という方が各地からたくさんお見えになりました。
青森からも愛知からも、たしか・・・、他からも」

「へぇ、メルマガを読んでこちらに来られたのですか?良かったですね、喜んでおられましたか?」

「もうすっかり。こんなに素晴らしい場所があるなんて全然知りませんでした、と皆さんおっしゃっていただきます」

12月ということで予想はしていたが、師走に断食に来る人などあまりいないようだ。広い館内だが、10人もいないのではないか。だが、私はそれを狙ってきたフシもある。個人的には、年末年始が断食合宿のベストシーズンではないかと思う。

その理由だが、まず、静かだ。
ほとんど誰ともすれ違わないし物音もない。ときどき、窓外の風音だけが聞こえてくる。
それに、前回は忙しそうに思えた笹田先生以下スタッフの皆さんが、ゆっくり落ち着いて対応してくださる。聞きたいことがあれば、気兼ねせず聞けるのもうれしい。

次に、忘年会やクリスマス商戦で酒席や誘惑が多くなるこの時期に、あえて街を脱出してここへ来れば、一切のお誘いはなくなる。
温泉旅館とちがってネオンもなければ、コンビニもない。もちろん冷蔵庫や売店もなく、あるのは一日三回の食堂でのジュースと人によっては、夜食としてクッキーが二枚でるだけ。

することがないので、テレビを見るか仕事をするか、本を読むか、眠るか、しかない。これほどぜいたくな空間は他にない。

だが、私にとって断食は苦痛をともなうもののようで、前回も今回も、三日目くらいに(つまり今日)、頭痛がおそってきた。

頭脳が消費する糖質がなくなっているので、筋肉を消費して糖質として使っているのだという。だから、何も運動もしていないのに、一日1キロくらいストンと落ちる日がある。食べないということは身体がびっくりする行為らしいのだが、飽食に慣れた内臓にとっては喜ばしい悲鳴なのだろう。
頭痛も1~2時間眠ればスッキリとれる。

さて今回、私は計画合宿のつもりでここに来た。

前回は大量の本を持参して失敗したので、今回は読書には期待していない。
そのかわり、来年のマンダラ手帳とパソコンを持参し、一年間の企画、計画を作ってしまおうという魂胆でやってきた。

初日の土曜日はエクセルで年間計画をつくった。
まずラフ案はパソコンのほうが簡単にできる。ついでにマンダラ手帳に付いている個人目標もビジネス目標もパソコンでやってしまった。

セミナーや非凡会をいつ、どこでやるか。東京オフィスで仕事をする日はいつにするか、家族や個人の旅行や遊びはいつどこで何をするか、断食合宿にはいつ、何日間やってくるか、などを決めていく。

もちろん、今マイブームの奇門遁甲の吉方取りを行う。
大吉方には積極的に出向く。だが、本当は行きたくても殺方(さっぽう)や大殺方(だいさっぽう)の方面には行かない。
一年中行けない場所などないので、殺方が吉方にきりかわった瞬間に怒濤のようにその地区へ出向く。これらも運気を味方につけるための智慧だ。

ある程度基本スケジュールができたら、今度はマンダラ手帳2008に手で書き込む。
これも運気を大切にするために、丁寧な文字で気合いを入れて書く。
調子の悪いときは、手帳の使い方も乱雑になるし文字も汚いものだが、丁寧な文字でびっしり書かれた手帳は持っているだけでそこから気が流れてくるのが分かる。
だから丁寧に書く。

このように、まず年間先行計画を作る。
誰とも約束した予定ではないが、どんどん意思決定して書き込んでいくのだ。
そもそも年間先行計画は、確定予定ではないので、かく動きたいという行動シミュレーションの場だと思って変更を恐れずに書く。

次に月間単位で企画を掘り下げる。今の業務をやるだけでも結構忙しいはずなのに、欲ばってあれもこれもやりたい。
果たしてそれが現実的に可能な日程なのか否かをチェックできるのが月間企画計画だ。

<明日につづく>

★公的断食施設 五色県民健康村健康道場 http://www.fyu.jp/dojo/
★マンダラ手帳 http://www.myhou.co.jp/index.php