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地方の若手起業家必読

今日は、ある本をご紹介したいが、まずは、告白から。

著者からご丁寧な付箋つきで献本いただいたのが今年2月。未読のまま、先週のある日、大手書店でその本が平積みになっているのを発見して、ビックリ。
「あ、あの本だ!」
とオフィスに戻って読み始めたら、あとは一気。感動した。

“コアラ社長”こと、小原隆浩社長が書いた本が今だに全国的に売れ続けているのだ。
タイトルは、『コアラ社長の経営戦略』(週刊住宅新聞社 刊)という。なぜ売れているかは、本を手にとってみればすぐに分かる

読後の印象は、「非常に地に足がついたしっかりした本」。しかも文の調子が、努力を惜しまない謙虚な青年経営者という感じで好ましい。

「地方都市の小企業がランチェスター戦略を実践するということは、こういうことか」という手本のような本でもある。
小原社長が猛烈に勉強し、考え抜いて実践し、うまくいったことだけが実例写真をふんだんに使って紹介されているのだ。

また、出張や旅行の考え方、セミナーを受講するということ、とっておきのセミナー講師との関係づくりや、社員旅行に関する方針などなど、ユニークだ。
売上作りの技法を紹介するのを目的としたマーケティング本のようでもありながら、実体は経営書であり啓蒙書だと思う。

地方都市で起業して成功したいと考えている経営者にむけて書かれた思想書ともいえる点が類似本と大きく一線を画す。

あえて地方で起業し、ナンバーワンになるという選択は、日本でナンバーワンになることや世界でナンバーワンになることよりも見返りが大きいかも知れない、と感じた次第。考えさせられる本だ。

コアラ社長の経営戦略

小原社長のマルイ不動産 http://maruifudousan.co.jp/index2.html