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目指せ!プロ社長

経営再建中の日本航空が今年2月に発表した中期再生プランの中で、西松遥社長の年収を960万円にすると公表し、話題を集めた。
その額は、同社パイロットの平均年収1,954万円の約半分で、部長の中の低い方の水準だという。

年収削減と同時に、社長室や役員室も無くし、皆、「大部屋」で仕事をすることにしたほか、役員専用車も廃止し、西松社長は「電車通勤」するとも発表した。

ところで、西松社長の年収960万円ってどうなのだろう。

社長の給料に関するいろいろな統計があるが、中小企業の社長ほど給料水準のバラツキが大きい職種は他にないだろう。
片や億単位の年収を稼いでいる社長がいるかと思うと、新入社員の年収と変わらない報酬水準の社長もいたりする。

社長にも経営のプロフェッショナルを目指してもらいたいものだ。
プロは結果を出す人であり、それにふさわしい報酬を受け取る人でもある。

そこで統計を見てみよう。

2005年度の『役員報酬の実態』(賃金管理研究所)によれば、社長の年収は2,925万円(サンプル数:上場・非上場込みの408社平均)という結果が出ている。

そのうち、上場・非上場で分けてみると

上場会社の社長の年収は4,539万円(賞与込み)
非上場企業の場合は、 2,261万円(賞与込み)

となる。

さらに中小企業の役職別年収は、

会長  1,925万円
社長  2,261万円
副社長 2,252万円
専務  1,543万円
常務  1,295万円
取締役 1,084万円

ということらしい。

職業別年収に関しては、『PRESIDENT』 2006年11月13日号の特集記事、「日本人の給料」でこんなデータを見つけた。

年収の高い職業順にご紹介しよう。なお、上述した社長の年収も独自
に(   )付きでランキングに挿入した。

日本人の給料ランキング

1位:(上場会社の社長 4,539万円)
2位:内閣総理大臣       4,165万円    1名
3位:プロ野球選手       3,743万円   752名
4位:国務大臣         3,041万円   17名
5位:事務次官         2,432万円   12名
6位:警視総監         2,295万円    1名
7位:(非上場企業の社長    2,261万円)
8位:国会議員         2,228万円   722名
9位:弁護士          2,101万円   2万名
10位:知事           2,100万円   47名
11位:開業医師         2,086万円   7万名
12位:パイロット        1,713万円  2,920名
13位:フジテレビ社員      1,567万円  1,367名
14位:公認会計士        1,426万円   2万名
15位:歯科医師         1,329万円   9万名
16位:税理士          1,266万円   7万名
17位:医師           1,227万円  26万名
18位:大学教授         1,153万円   4万名
19位:不動産鑑定士       1,020万円  6,696名
20位:大学助教授         917万円   2万名
21位:司法書士          890万円   2万名
22位:警察官           840万円  24万名
23位:弁理士           827万円  6,040名
24位:優良上場企業サラリーマン  808万円  97万名
25位:記者            782万円   2万名
26位:農家            765万円  369万名
27位:高等学校教員        741万円   8万名
28位:地方公務員         728万円  314万名
29位:スチュワーデス       655万円  5,890名
30位:国家公務員         628万円  111万名
31位:電車運転士         620万円   3万名
32位:行政書士          606万円   4万名
33位:一級建築士         601万円  31万名
34位:電車車掌          586万円   2万名
35位:上場企業サラリーマン    576万円  426万名
36位:消防士           572万円  15万名
37位:各種専門学校・専修学校教員 538万円   4万名
38位:市会議員          528万円   2万名
39位:薬剤師           515万円   5万名
40位:社会保険労務士       511万円   3万名
41位:気象予報士         480万円  5,246名
42位:看護師           464万円  43万名
43位:自動車外交販売員      454万円   7万名
44位:営業用バス運転手      451万円   8万名
45位:サラリーマン平均      439万円 4,453万名
46位:プログラマー        412万円  14万名
47位:ボイラー工         403万円   2万名
48位:社会福祉士         390万円   6万名
49位:百貨店店員         390万円  11万名
50位:自動車整備工        387万円  16万名
51位:漁師            378万円  23万名
52位:守衛            374万円   2万名
53位:大工            365万円   5万名
54位:とび職           357万円   3万名
55位:販売店員          352万円  49万名
56位:調理士           352万円  23万名
57位:栄養士           349万円   5万名
58位:保育士(保母・保父)     340万円   2万名
59位:保険外交員         337万円  18万名
60位:介護福祉士         333万円  41万名
61位:幼稚園教諭         328万円   6万名
62位:用務員           322万円   2万名
63位:娯楽接客員         319万円  15万名
64位:警備員           315万円  16万名
65位:観光バスガイド       307万円  7,310名
66位:タクシー運転手       306万円  29万名
67位:ホームヘルパー       299万円   3万名
68位:理容・美容師        295万円   3万名
69位:村議会議員         264万円   4万名
70位:ビル清掃員         233万円   9万名
71位:フリーター         106万円  417万名

(合計約6,700万人)

総理大臣を目指すもよし、国会議員でもよいし、県知事もいい。
弁護士や医師、パイロットも悪くないし、上場企業のトップだって構わない。

だが、そうした職位に付くためにどの程度の労力や時間が必要であり、その職位の現役で居続けられる年数はどの程度かを考えてみよう。

そうした点も考慮すれば、「社長になる」ことが一番ベストな選択だろう。社長になれば、役員報酬以外に持株資産の増大や、公開時における創業者利益だって手にすることが可能だ。

世の中に星の数ほど職業あれど、結果を出せるプロフェッショナル社長ほど、報われる職業は他にないと思うがいかが。