未分類

武沢 旅行事件簿

「Mobuyuki Takezawa」と刻印されたカード式ルームキーを受け取った。ここマカオのカジノホテル「wynn」(ウィン)では、宿泊客の名前をカードに印刷してくれる。さすが、一泊3万円以上もする超一流ホテルだ。

だが、「もぶゆき」ってひどいなぁ。「のぶゆき」なのに。
誤植記念にカードを一枚持ち帰ってきた。
あとからブログにアップしよう。

「がんばれ社長!」ブログ http://www.e-comon.co.jp/ganbareblog/

急成長しているマカオ経済。すさまじい勢いで建設ラッシュが進み、求人数もすごい。一気に何千、何万もの従業者が必要となるカジノホテルだけに、人材育成が追いついていない。

たとえば、タクシー。

マカオ人だけしかタクシー運転手になれない。だが、タクシーに乗っているよりは、カジノホテルの従業員になったほうがギャラがいい。
ドライバーのなり手より、辞め手の方が多くなり、タクシー不足が深刻化。日本のバブル時以上のタクシー争奪戦が行われている。

人材不足はホテルでも。
フロントマンのメイン人材はエース級が充てられているが、にわかホテルマンの対応がまるでなってない。
チェックイン待ちが何人いても、知らぬ存ぜぬのフロントマンが何人かカウンターの向こう側で世間話を楽しんでいる。
ハードウェアは一流でも、人材育成の方はまだ時間がかかりそう。

マカオはカオス(混沌)だ。
だからビジネス的に面白いのだろう。

いかなるコンディションにあっても、食欲だけはなくしたことがない私。
そんな私が三日間も、食べものがまるでのどを通らないなんて。

原因は風邪だ。二月の豪州でも風邪にやられ、シドニーの薬局で薬を買って一日中寝ていた。そのときは、マックを食す欲はあったのだが、今回は部屋の冷蔵庫にある好物のチョコレートにすら興味がわかない。

金曜日夜の「香港非凡会」に先だって、東京の株式会社ニューズ・ツー・ユーの神原弥奈子社長をサプライズゲストに招いた昼食会。
ネットPR界の実力社長の貴重な体験談にメンバーは感激。

神原社長にとっても刺激があった様子で、彼女のブログにこうある。

「真摯に事業について考え、成長しようとしている方々と出会えて、ほんとうにうれしかった。短い時間だったが、次回の参加を約束して、一足先に失礼させていただいた。和橋会のみなさんとの出会いは、思いがけず、香港のビジネス環境に興味をもつきっかけになりそう。」

神原社長の「minako’s blog」 http://blog.news2u.co.jp/

この昼食会は、シュウマイ・ギョウザから始まる大好物の飲茶コースだったが、まったく手が出ず、口が渇いてお茶ばかり飲んでいた。

「大丈夫ですか」
と隣席の神原さんも気づかってくれるほど。「ええ、大丈夫」とは返答したが、熱があるようで、腰と膝が熱っぽくて身体がタテヨコに揺れる。

かろうじてお茶だけをすすり続けた。
コースの最後に出てきたタピオカ入りマンゴーを口に運んでみた。

「うまい!」と内心では思ったが、一口でやめた。大好きな甘味もダメだなんて。

フライトの都合でランチミーティングを途中退席される神原社長と弟さんをお見送りした後、私もその足でホテルに戻って休むことに。

約三時間眠ったが、身体は回復せず、そのまま非凡会会場へ。

椅子に座ったままで約90分間、お話しした。
メンバーの熱い視線を感じ、汗がたらたら流れ出てきたが、10分もしたら今度は身体が冷えてきた。どうにか無事、乗り切って拍手かっさいを頂戴し、二次会へ。

翌日の土曜日、幹事さんにお願いして深センにお連れいただく予定だったが、泣く泣くキャンセル。滞在先の九龍シャングリラ中心でのんびりさせてもらうことにした。

和僑会が本になるというので、代表者の筒井社長が出版社と打ち合わせがあるという。
私もその打ち合わせに同席するため、ホテルのロビーにおりていくと、となりのボックスに南こうせつさんがいた。
彼も取材を受けておられたようで、インタビューと写真撮影が行われていた。

大好きな歌手を生で見られてうれしかった。

今日はちょっとした「事件」をご紹介した。結婚記念日だから、早めのフライトで名古屋にもどってきたわけだが、重いスーツケースを家へ持ち帰る前に、駅で家内が待ってくれていた。

聞くと「21回目の結婚記念日だ」という。去年は20周年ということを互いに失念していて、何も特別な祝いをしなかったが、今年はその分もと「カルティエ」の指輪がほしいとデパートへ。

事件はまだ終わっていなかった・・・。