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台湾レポート

昨日、名古屋からエバー航空のハローキティ・ジェットに乗りこんだ。ビジネスクラスはとても快適で、昼食と一緒に頼んだ赤ワインが効いてすぐに眠くなった。
ボタンひとつでフルリクライニング。ぐっすり眠って目が覚めたら台湾だ。名古屋からの所要時間は約3時間。

27年ぶりに訪れるここ台北は、亜熱帯気候。日本のような明確な四季はなく、長い夏と短い冬がある。今の時期は日中で30度を超すが、朝夕は上着がほしくなるほど涼しい。

台湾では近年、いろんなものが新しくなっているが、まずは、こちらでいきなり驚いたこと。

2005年3月にオープンした「台湾故事館」。日本でも昭和を再現した商店街が流行っているが、こちらでも、古きよき台湾文化を伝えようと、1965(昭和40年)年当時の台湾の街並みを再現した博物館を作ったのだ。

この施設には、台湾到着二日目に訪れる予定を組んでいたのだが、念のために部屋から同施設のサイトにアクセスしてビックリ。
なんと三日前の5月27日に突然閉館されていたのだ。

「るるぶ」最新号ですら “台北最速NEWS” で一番におすすめしているわけで、よほど急転直下の閉館決定だったのだろう。

突然閉鎖された「台湾故事館」
http://www.taipeinavi.com/play/play.php?id=26

その他はちゃんとやっているので大丈夫だ。

まずは、昨年末にリニューアルされたばかりのあの國立・故宮博物館。
65万点にも及ぶ至宝のコレクションのうち、常時展示される文物は2万点。3~6ヶ月で入れ替えされるというから、何度行っても新しい展示物に出会えるはず。

私も27年前(26才のころ)に訪問したとき、とにかく圧倒され興奮したことを覚えている。それ以来の訪問になるわけだが、つい先日、2年半に及ぶリニューアルを終えたばかりだそうだ。今日の午後に訪問する。

2006年10月に開通した台湾新幹線。

台北・高雄間を90分で結ぶ。日本の700T系新幹線を基準デザインにしている。最高速度300キロは日本の新幹線より早い。
走っている様子をカメラに納められれば良いのだが・・・。

台湾の空の玄関「中正国際空港」が昨年9月から名称変更され、新たに「台湾桃園国際空港」と名乗るようになった。

以前の名称が、蒋介石の名前「蒋中正」を由来とするのに対し、今回の「桃園」は、空港がある県の名前から付けられたもの。政治的臭いが消えたわけだ。

MRT板南線が全線開通(2006年5月)

市内と台北近郊をつなぐ台北新交通システム(高架鉄道、モノレール、地下鉄)「MRT」に乗った。山手線と地下鉄とゆりかもめを足したようなこの乗り物は結構便利で、台北近郊の主なところには、これだけで行けてしまう。
板南線が昨年5月に開通したおかげでますます利便性がアップしたというが、5年後の2012年に全線開通を目指して急ピッチで路線工事が進んでいる。交通混在解消に役立つことも期待されている。

交通混雑といえば、こちらの交差点で信号待ちしていて気づくことは、スクーターの多さ。タテヨコに列を成してスクーターが疾走する様は圧巻。

台湾初日のレポートはここまで。明日は台湾の物価や受けた印象などを書いてみたい。