未分類

続・ゴールドコースト紀行

「あっ!全然OKじゃん」というのが初めてカンガルーを食べた私の第一声だ。
実際に生のカンガルーをみたことがない私にとって、見る前に食べることになろうとは・・・。

昨夜、ゴールドコーストのレストランで「この赤ワインにあわせるおすすめのサイドメニューは何ですか?」ときいたつもりなのだが、美人ウエイトレスは、「サイド」という私の英語が分からなかったようでメイン料理を推奨してきた。

「オージービーフは世界のどこでも食べられるけど、カンガルーのお肉はこちらでしか食べられませんよ。ちなみに私はカンガルー肉のファンで・・・」などと熱っぽくすすめる。

質問しておいた手前、彼女の推奨を無視するのも気の毒かと思い、すでにグリルチキン(11ドル)をオーダー済みだったが、カンガルー肉のステーキ(22ドル)も注文することにした。

チキンで結構おなかがふくれてしまったが、その後ドーンとテーブルの上に乗せられたカンガルーステーキ。
量の迫力にあっけにとられている私をみて、「記念写真をとっておきますか」と言うのでデジカメを渡した。
50年配の男が、肉の前でひとり笑っているポーズは結構恥ずかしいもので、周囲の視線が痛いほどだった。

カンガルー肉は、ややぱさつく程度で、食感や味は牛肉そっくり。
どれがカンガルー特有の味なのかよく分からなかったが、それだけ美味いということだろう。私はあのカンガルーのけなげな表情を連想してしまうので、牛肉ほどはおいしく食べられなかった。

一応、完食はしたが、一度食べればもう充分だろう。

なるべく未知のことをやってみたい。だから、旅先では自分の好みや希望はあえて選ばない。

「せっかくですからどこかご希望の場所へご案内します」とメルマガ読者の方から優しい申し出をいただいていたが、「ノーアイデアなのでおまかせします」と答えていた。

昨日は、午前中はNさん、午後はTさんご夫妻に私の身をあずけ、時の過ぎゆくままにゴールドコーストを堪能する一日だった。

Nさんは京都出身の女性スポーツインストラクター。こちらで取得したインストラクター資格を武器に、これから様々な日本人向けサービスを始めるという。詳しい内容は語ってくれなかったが、今後大量に定年退職を迎える日本の団塊世代が主力市場になるという。

健康の保持、豪州での不動産取得または賃貸斡旋、こちらでの生活やバカンスをサポーするサービス会社を立ち上げるという。豪州人と結婚され、子供も大きくなりはじめたのでそろそろ起業するタイミングだという。

日本では、女性が仕事をするうえで家庭や子供の存在が負担になる場合が多いが、こちらでは、ハード・ソフト両面において女性が働きやすい環境にあるという。
彼女の会社の公式サイトができた段階で、「がんばれ社長!」でも告知PRする約束をした。

午後にお目にかかったTさんも偶然ながら京都出身。

ゴールドコーストにおける手作り挙式企画の女性経営者なのだ。ニュージーランド生まれの豪州人であるご主人と、お揃いでホテルに表れた。
ご主人は大柄な豪州人なので、私も英語モードに切り替えるための心の準備をしていたら、「キタナイ クルマ デ ドウモ スミマセン」と日本語で話しかけられたので安心した。

Tさん夫婦の会話を車内で聞いているだけでも相当楽しかった。
英語で丁々発止のやりとりがあったあと、「ナンデヤネン」などの関西弁が自然に入るのだ。

とにかく我々は、海岸線を北上し、やがて西に折れて山間部に向かった。お目当ては、豪州産ワインのワイナリーを幾つか巡るという企画だ。

本格的な赤白のワインだけでなく、スパークリングシラーズという珍しい赤のスパークリングや、コニャックなどの洋酒がブレンドされたデザートワインなど、合計10種類ほども味わっただろうか。
いずれも絶品。

実は最初のワイナリーのランチで出てきた2杯の白ワインが、グラスになみなみと注いであったので、それを飲み干すだけでアップアップだった。すでにその段階で完全に酔っていたのだが、気力でテイスティングワインを飲み干しつづけた。

Tさんの手作りの結婚式会社「ハッピネス・プランナー」は、年間百組限定サービスなので、量を売上げや利益を追求しない。
カップルと充分な打ち合わせを重ね、毎回毎回、個性の違うウエディングを作ることそのものが喜びであり、目標だという。
http://www.happinessplanner.com/

ご主人のジュリアン氏は日本で6年間料理人として腕をふるってこられた大の阪神タイガースファン。何年か前、タイガースが優勝祝いでゴールドコーストにやってきた時、矢野選手を自宅に招いて料理をふるまった思い出をうれしそうに語ってくれた。

日本ファンでもある彼は、昨年のW杯日本対豪州戦もテレビで日本を応援。日本の敗戦が決まった瞬間、今まで見せたことのない落ち込み方をしたという。

関西弁と英語を器用に使い分ける大柄な彼の今の仕事は旅行会社。
マリオットホテルのツアーデスクには彼がいることが多いそうだ。
http://www.tdip-au.com/

さあ、今からシドニーへ移動。

どんな街なのだろう。明日はシドニーの印象をお届けします。