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「偉大ゾーン」で勝負する その2

初投稿2002年1月22日、Rewrite:2014年4月5日(土)

<前回のつづき>

「社長、やることを決めるのが経営戦略ですが、同時に、やらないことを決めるのも重要な経営戦略ではないでしょうか。」

「う~ん・・・、しかし武沢さんが以前に推薦されていた本の中にも膨大なものを試す企業文化が大切だ、と書かれていた。これは矛盾する話じゃないですか?」

たしかにその通りが、“膨大に試す”という意味は、「NO.1」「情熱」「収益性」という三つの視点のすべてが◎印になるような事業アイデアを“膨大に試す”という意味だ。

・面白そうだからやってみる
・儲かりそうだからやってみる
・うちでもやれそうだからやってみる

というような衝動的な決定をしていてはやがて事業の中核を見失っていきかねない。

私ごとで恐縮だが、この正月に、自分自身の事業活動をリストアップし、三つの視点でチェックしてみた。

<有料でやっていること>

・経営計画作成支援
・セミナー開催
・特命プロジェクトへの参加
・顧問先会議参加
・経営管理者研修の引き受け
・講演会講師引き受け
・本の執筆
・異業種交流会「非凡会」の開催
・(時々)ネットでの通販
・経営者団体での研究会活動
・マガジン広告
・・・etc.

<無料でやっていること>

・「がんばれ社長!」の執筆
・経営者団体での活動
・そしてすべてに◎が付いたものは三つあり、それに対しては更に進化発展させることを計画に盛り込んだ。一つも◎が付かなかった活動はやめることにした。中間のものについては、次のように考えた。

・なぜそれをやるのか
・やめるとどうなるのか
・三つとも◎になる可能性があるのか

を自らに問い、続けるか否かを判断した。