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「選択と集中」は知っているが、何を選択して良いのか分からない人のために

 初投稿2002年1月22日、Rewrite:2014年4月5日(土)

お客を増やそう、売上を作ろうといろんなことに手を広げるのは結構だが、収拾がつなかくなるほど手を広げてはならない。自社の強みを自覚し、そこに焦点をあてて顧客創造しよう。そのためのキーワードとして「偉大ゾーン」という言葉を覚えておこう。

「偉大ゾーン」は私の造語だが、「好き」「得意」「儲かる」の3つの円が重なるところに本業を集中させるためにある。興味や関心を横に分散させるのでなく、縦に深掘りすることに専念しようというわけだ。

まず、今やっている仕事を三つの評価基準で採点する。
「情熱レベル」、「競争力レベル」「収益性レベル」という三条件で五段階評価するのだ。
仮にあなたがいま、「A」から「E」の五つの仕事をしているとしよう。それぞれの仕事について上の三条件で評価する。 評価するにあたっては、最高が5点、最低が1点とする。
そうすると、満点が15点、最低点が3点になる。15点満点の仕事をしている会社や個人はそれほど多くはないが、12点以上の仕事をしているところは多い。それ以上に多いのは、10点未満の仕事を本業にしている会社。それこそが低収益、低生産性の本当の理由なのである。 上記の三領域が重なる箇所、それが『偉大ゾーン』であり、そこに本業をもっていこう。