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ワンマン係数

初投稿2002年1月21日、Rewrite:2014年4月5日(土)

M社長とお会いした。今までずっとワンマンでやってこられたそうだ。
正社員だけで20人、派遣スタッフを入れると数百人近い規模なのに、経営会議すら開いたことがないというワンマンぶり。必要があるときだけ担当者と話し合って解決してきたが、それ以外は全部M社長ひとりで仕切ってきた。
しかし最近になって部門間のコミュニケーションが悪くなり、やり方を変えようと思った。

ワンマンという言葉を使う時には、人によっていろいろなイメージを持っている。会話を進める上で誤解があるといけないので、M社長「ワンマン係数」というものをお伝えした。

・係数100・・誰にも相談することなく自分一人で決める
・  〃 75・・決定するまでの過程では関係者の意見を充分に聞くが、最終的には社長が一人で決める
・  〃  50・・目標や計画の立案を現場に委ねる。社長にも独自の案があり、すりあわせて決定する
・  〃  25・・目標や計画の立案を現場に委ね、よほどのことがないかぎりそれを変更しない
・  〃  0・・経営に関してはすべて部下に任せ、定期的に報告を受ける程度。社長は特定の任務をこなす

M社長のいまの係数は「100」だそうだ。
それを一年に以内に「50」にしたい。そのために何をすべきかというように考えていくと取り組みテーマが明確になってくる。

この『ワンマン係数』、あなたもアレンジして使ってみてはいかがだろう。