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秋田非凡会余話

人口減少率 第一位は・・・

今年8月4日に総務省が発表した人口調査(住民基本台帳に基づく)結果によると、日本の人口は1968年の調査開始以来はじめて前年人口を下回った。国勢調査(日本国籍のない外国人を含む調査)ではすでに総人口が前年割れをしていたが、住基台帳でも人口減少社会を裏打ちした格好となる。

人口減少数の多い順では次のようになった。最初の数字がこの一年間の減少数。( )内の数字は06年3月末日の人口である。

1位 北海道  23,057人 (5,629,970人) 減少率0.4%
2位 青森県  12,487人 (1,460,144人)  〃 0.8%
3位 鹿児島県 11,941人 (1,759,650人)  〃 0.7%
4位 新潟県  11,406人 (2,438,482人)  〃 0.5%
5位 長崎県  11,221人 (1,494,879人)  〃 0.7%
6位 秋田県  10,278人 (1,156,356人)  〃 0.9%
7位 福島県   9,486人 (2,100,851人)  〃 0.4%
8位 岩手県   8,975人 (1,388,164人)  〃 0.6%
9位 山形県   8,702人 (1,212,163人)  〃 0.7%
10位 山口県   7,769人 (1,499,002人)  〃 0.5%

その逆に、人口が増加している都道府県は全部で9つ。最初の数字がこの一年における増加数を示す。

1位 東京都  89,867人 (12,273,376人) 増加率0.7%
2位 神奈川県 40,532人  (8,693,373人)  〃 0.5%
3位 愛知県  34,394人  (7,106,585人)  〃 0.5%
4位 埼玉県  17,095人  (7,019,919人)  〃 0.2%
5位 千葉県  11,962人  (6,035,658人)  〃 0.2%
6位 沖縄県   6,060人  (1,381,820人)  〃 0.4%
7位 福岡県   4,933人  (5,028,026人)  〃 0.1%
8位 滋賀県   4,841人  (1,365,393人)  〃 0.4%
9位 大阪府   4,284人  (8,633,719人)  〃 0.0%

<結論>

最も減少率が大きい県が秋田。最も増加率が大きいのが東京都。

秋田をどう立て直すかを真剣に考えているのは秋田ッ子自身であることはいうまでもない。先祖代々の秋田ッ子はもちろん、他府県から秋田に移り住んだ方も、秋田を愛している。
そして豊富な天然資源や観光資源をもつ秋田を活性化させるために、日夜、知恵を絞っているのだ。

そんな中、「秋田にカジノを誘致しよう」「秋田を舞台にしたミステリー・ロールプレイングゲームを開催し、秋田に観光客を集めよう」
「秋田は田舎だけど、みんなで楽しい街に盛り上げよう」「秋田市全域とネットを使って大規模な警察ごっこをやろう」などのNPO企画を連発し、地域貢献している会社がある。株式会社トラパンツという。
同社の長谷川社長については、2005年3月に「がんばれ社長!」で紹介しているので参照願いたい。

2005年3月17日号
http://www.e-comon.co.jp/magazine_show.php?magid=1189

株式会社トラパンツ http://www.torapants.co.jp/

1.秋田にカジノを → イーストベガス推進協議会
議員を巻き込んでカジノ誘致を盛り上げている
http://www.eastvegas.org/

2.ミステリーツアーなど、ライブロールプレイングゲーム
プロジェクト サスペクツ http://www.suspects.jp/
(次回は病院の廃墟を使って・・、というウワサ)

3.秋田市全域を舞台にしたライブ警察ごっこ 「大捜査線」
http://dps.totocal.com/

4.秋田を楽しい街に トトカルチョマッチョマンズ
http://www.totocal.com/

本業のWEBビジネスを順調に進める一方、秋田の未来に危機感を感じ、利益をかえりみず地域を盛り上げる会社がある。こんな若者の会社があるかぎり、秋田の未来も明るいと信じたい。

大曲の花火

人口数万人の街に、昨年は70万人も集まったという伝説の花火大会は、伝説の名に違わぬ凄さでした。いや、想像以上だった。
一度この花火を見た人はリピーターになること間違いなし。年々、見物客が増加し続け、ついに今年は一晩で75万人を集客したという。

大曲の花火のサイトにこうある。

以下引用・・・
「大曲の花火」は、明治四十三年(1910)八月二十六日・二十七日に、諏訪神社において六県煙火共進会として開催されたのが始まりです。
そして、大正四年には今までの奥羽六県の大会から「全国花火競技会」と名称を変更し、大会の規模の拡大とレベルアップが図られ、花火業者は毎回新しい技術を取り入れながら、錬磨し、競い合ってきました。
途中、戦争のため、一時中断はあったものの、2006年で80回の歴史を数えるにいたっております。

「大曲の花火」が、識者の間で最も権威ある大会として位置づけられているのは、花火は花火をつくった本人が打ち上げなければならないこと、また、内閣総理大臣賞・通商産業大臣賞・科学技術庁長官賞・中小企業庁長官賞などが授与されることからで、全国の花火師が目標とする日本一格の高い大会です。
・・・
引用以上

花火で感動し、泣いている人がたくさんいる花火大会ってそうそうあるものじゃない。
さじきチケットの入手も並ばないと買えないなか、「秋田非凡会ご一行様」で20名分以上ものチケットを押さえてくれた(有)カントリーガーデンの山形社長にも深く御礼を申し上げたい。

大曲の花火 http://www.ldt.co.jp/hanabi/index.html
(有)カントリーガーデン http://www.country-garden.jp/

栄太楼のお菓子

秋田に老舗かずかずあれど、この春、秋田ッ子を驚かせたのが名門旅館・榮太楼閉鎖のニュースだった。
人口減少、観光客減少のなか、根強いファンに愛されてきた榮太楼旅館までもが閉鎖とは・・・。寂しいかぎりだが、地元の人たちは、この閉鎖ニュースをある意味、好意的に受けとめてもいる。
それは、経営者・小国輝也氏の人望のおかげだろう。 非凡会の二次会でも乾杯の音頭を発生していただくなど、地元の経営者からもファンが多い。

今回の決断は、旅館の榮太楼と和菓子の榮太楼とを経営する小国氏が旅館ビジネスから勇気ある撤退を行ったと評価する声が主流なのだ。
同社にとっては、創業時のビジネスであった和菓子に原点回帰したものである。

和菓子の榮太楼は、秋田を代表する銘菓「さなづら」をもち、市内を中心に11店舗を有する和菓子チェーン。得意な分野に特化した榮太楼は、今月からインターネット通販にも乗り出すなど、攻めに転ずる。
新・榮太楼に期待したい。

秋田の銘菓 榮太楼
http://www.eitaro.net/